Running the Gauntlet UB vs Tempered Steel
http://www.channelfireball.com/articles/running-the-gauntlet-ub-vs-tempered-steel/
「スタンの有力デッキテスト」 青黒 vs. 鍛えられた鋼
Luis Scott-Vargas 2011年7月28日
さあ試練のとき、真のテストだ。
今回の相手は鍛えられた鋼。鋼は今のスタンダード最強の一角で、もし青黒がフルボッコになるなら、青黒は環境的に問題ありってことになるだろう。
デッキはちょっと変えたけど、心配ご無用。そんな沸いたカードは入ってないはずさ。下が今回のデッキリストだよ:
前回のデッキから、《広がりゆく海/Spreading Seas》を2枚、《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》を1枚抜いて、それぞれ《漸増爆弾/Ratchet Bomb》、《冷静な反論/Stoic Rebuttal》と入れ替えた。鋼相手にこのメインの入れ替えは、まあちょっと有利になるってくらいかな。
サイドボードもちょっと整理した。何せ《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》は前回のコメント欄でも言った通り、何に対しても入らないベンチウォーマー以外の何でもなかったからね。
ゲームは動画を見てくれ。
http://bcove.me/i0hwzf23
(元記事 http://www.channelfireball.com/articles/running-the-gauntlet-ub-vs-tempered-steel/ )
サイドボード前
まあお茶の子さいさいってわけにはいかないよな。最初のゲームは超キツかった。こちらの右手が光るか、相手が事故らない限り、まず一本目は落とすだろう。
後攻だと打ち消しもほとんど役に立たない。しかも盤面ではほぼ常に押されてるときたもんだ。
鍛えられた鋼が1ゲーム目有利なのは、今回みたいな組み合わせがあるからなんだ。
残すのを《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》にするか《喉首狙い/Go for the Throat》にするかは考えどころだ。相手がアーティファクトじゃないクリーチャーをどれくらい使ってるかによるね。
これだけ鋼が強いと、単体除去は喉首0で全部《破滅の刃/Doom Blade》にしてしまっても悪くないと思う。そうすればジェイスも全抜きだ。
サイドボード後
サイドボード後は大分マシになった。
いつも通り《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》はただ強で、打ち消しを抜いて入れた除去は普通に強かった。
《鍛えられた鋼/Tempered Steel》は相変わらず強いんだけど、こちらの除去が基本的に何でも撃ち落とすからね。
それに夜鷲が最低でも1:1交換をもっていくのが偉い。
サイド後は青黒が有利だと思うけど、1ゲーム目はほぼ確実に落ちることを考えると、全体としてはかなり接戦、むしろ鋼有利なんじゃなかろうか。
結論
青黒は弱いか?
いいや、そんなことはない。十分戦える強さがある。
今回のデッキは正しく構築できていたか?
答えはノーだ。だが確実に、メタゲームさえ分かっていれば青黒は強く作れると感じたかな。まあ正確にメタゲームを読むのが難しいんだけどさ。
今回の企画でデッキに入れて試せなかったカードもあるくらいだ(少なくとも撮影中には機会に恵まれなかった子たちだ)。
今の環境に合わせて青黒を使うなら、まず下に書いたみたいなデッキで戦ってみるかな。メタデッキの2大勢力は鍛えられた鋼とカウブレード、それにヴァラクート、赤単、双子、それになんぼかメタ外が混じってると想定して作ってみたよ。
《ソリンの復讐/Sorin’s Vengeance》は夜鷲とよく噛み合うし、実際試してみてフィニッシャーとして申し分ないと感じた。
メタゲーム的にメインデッキに夜鷲投入は効果的だと思うし、もしも殺意に満ちた構築をしたければ、鷹避けに《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》を入れてみてもいい。実際に入れる前に試してみなきゃだけど、上のデッキのメインは、鍛えられた鋼が本当に多い、今のメタゲームにはちょうどいいくらいだと思う。
来週は、カウブレードをこの企画で試してみようと思う(知ってるよ。皆このデッキ大嫌いだよね!)。というのもご存知、カウブレードは弱体化こそしたものの、明らかにまだ死んだわけじゃないからだ。
でももし皆が、代わりに青白《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》デッキを回してほしいってならそうしてもいい。でも「スタンの『有力』デッキ」をテストしてないって言われたくないから、純鋼が多数派でない限り、予定通りカウブレードをテストするよ。
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「スタンの有力デッキテスト」 青黒 vs. 鍛えられた鋼
Luis Scott-Vargas 2011年7月28日
さあ試練のとき、真のテストだ。
今回の相手は鍛えられた鋼。鋼は今のスタンダード最強の一角で、もし青黒がフルボッコになるなら、青黒は環境的に問題ありってことになるだろう。
デッキはちょっと変えたけど、心配ご無用。そんな沸いたカードは入ってないはずさ。下が今回のデッキリストだよ:
2:《墓所のタイタン/Grave Titan》
2:《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
1:《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
4:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
4:《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
4:《定業/Preordain》
4:《マナ漏出/Mana Leak》
3:《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
1:《広がりゆく海/Spreading Seas》
2:《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
2:《破滅の刃/Doom Blade》
2:《喉首狙い/Go for the Throat》
1:《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
2:《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
4:《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4:《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4:《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4:《地盤の際/Tectonic Edge》
6:《島/Island》
4:《沼/Swamp》
サイドボード
4:《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
3:《見栄え損ない/Disfigure》
3:《瞬間凍結/Flashfreeze》
2:《呪文滑り/Spellskite》
2:《記憶殺し/Memoricide》
1:《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
前回のデッキから、《広がりゆく海/Spreading Seas》を2枚、《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》を1枚抜いて、それぞれ《漸増爆弾/Ratchet Bomb》、《冷静な反論/Stoic Rebuttal》と入れ替えた。鋼相手にこのメインの入れ替えは、まあちょっと有利になるってくらいかな。
サイドボードもちょっと整理した。何せ《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》は前回のコメント欄でも言った通り、何に対しても入らないベンチウォーマー以外の何でもなかったからね。
ゲームは動画を見てくれ。
http://bcove.me/i0hwzf23
(元記事 http://www.channelfireball.com/articles/running-the-gauntlet-ub-vs-tempered-steel/ )
サイドボード前
まあお茶の子さいさいってわけにはいかないよな。最初のゲームは超キツかった。こちらの右手が光るか、相手が事故らない限り、まず一本目は落とすだろう。
後攻だと打ち消しもほとんど役に立たない。しかも盤面ではほぼ常に押されてるときたもんだ。
鍛えられた鋼が1ゲーム目有利なのは、今回みたいな組み合わせがあるからなんだ。
IN
4:《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
3:《見栄え損ない/Disfigure》
2:《呪文滑り/Spellskite》
1:《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
OUT
4:《マナ漏出/Mana Leak》
2:《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
1:《広がりゆく海/Spreading Seas》
2:《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
残すのを《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》にするか《喉首狙い/Go for the Throat》にするかは考えどころだ。相手がアーティファクトじゃないクリーチャーをどれくらい使ってるかによるね。
これだけ鋼が強いと、単体除去は喉首0で全部《破滅の刃/Doom Blade》にしてしまっても悪くないと思う。そうすればジェイスも全抜きだ。
サイドボード後
サイドボード後は大分マシになった。
いつも通り《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》はただ強で、打ち消しを抜いて入れた除去は普通に強かった。
《鍛えられた鋼/Tempered Steel》は相変わらず強いんだけど、こちらの除去が基本的に何でも撃ち落とすからね。
それに夜鷲が最低でも1:1交換をもっていくのが偉い。
サイド後は青黒が有利だと思うけど、1ゲーム目はほぼ確実に落ちることを考えると、全体としてはかなり接戦、むしろ鋼有利なんじゃなかろうか。
結論
青黒は弱いか?
いいや、そんなことはない。十分戦える強さがある。
今回のデッキは正しく構築できていたか?
答えはノーだ。だが確実に、メタゲームさえ分かっていれば青黒は強く作れると感じたかな。まあ正確にメタゲームを読むのが難しいんだけどさ。
今回の企画でデッキに入れて試せなかったカードもあるくらいだ(少なくとも撮影中には機会に恵まれなかった子たちだ)。
今の環境に合わせて青黒を使うなら、まず下に書いたみたいなデッキで戦ってみるかな。メタデッキの2大勢力は鍛えられた鋼とカウブレード、それにヴァラクート、赤単、双子、それになんぼかメタ外が混じってると想定して作ってみたよ。
4:《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
4:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
2:《墓所のタイタン/Grave Titan》
2:《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
4:《定業/Preordain》
4:《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
4:《マナ漏出/Mana Leak》
3:《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
1:《ソリンの復讐/Sorin’s Vengeance》
1:《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
1:《乱動への突入/Into the Roil》
4:《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4:《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4:《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4:《地盤の際/Tectonic Edge》
6:《島/Island》
4:《沼/Swamp》
サイドボード
3:《見栄え損ない/Disfigure》
3:《瞬間凍結/Flashfreeze》
2:《呪文滑り/Spellskite》
2:《記憶殺し/Memoricide》
2:《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
1:《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
1:《ソリンの復讐/Sorin’s Vengeance》
1:《よじれた映像/Twisted Image》
《ソリンの復讐/Sorin’s Vengeance》は夜鷲とよく噛み合うし、実際試してみてフィニッシャーとして申し分ないと感じた。
メタゲーム的にメインデッキに夜鷲投入は効果的だと思うし、もしも殺意に満ちた構築をしたければ、鷹避けに《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》を入れてみてもいい。実際に入れる前に試してみなきゃだけど、上のデッキのメインは、鍛えられた鋼が本当に多い、今のメタゲームにはちょうどいいくらいだと思う。
来週は、カウブレードをこの企画で試してみようと思う(知ってるよ。皆このデッキ大嫌いだよね!)。というのもご存知、カウブレードは弱体化こそしたものの、明らかにまだ死んだわけじゃないからだ。
でももし皆が、代わりに青白《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》デッキを回してほしいってならそうしてもいい。でも「スタンの『有力』デッキ」をテストしてないって言われたくないから、純鋼が多数派でない限り、予定通りカウブレードをテストするよ。
コメント欄か、フェイスブックで教えてくれ!
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LSV
コメント
夜鷲は、赤が少ないメタなら確かに強いですよね。
翻訳とても参考になります。
勝手ながらリンクさせて頂きました。
消耗は5マナが辛いですが、一枚鋼貼られると黒太陽じゃ対処しきれないので消耗取りたいですよね。鷹像や墨蛾も処理できますし。
赤はメタが外れてからが勝負だ!!
> くまぜみさん
どうもはじめまして!
コメント&リンクありがとうございます。
ぼちぼち翻訳などしていきますのでどうぞー。
おお、それはそれは!青黒も決定的な形がないように思いますので、参考になりましたら幸いです。
リンクありがとうございます!