◆ 闇の隆盛・レビュー 黒
 
 Dark Ascension Set Review  Black
 
 Luis Scott-Vargas, 2012年1月31日
 
 http://www.channelfireball.com/home/dark-ascension-set-review-black/
 
 
《影の悪鬼/Fiend of the Shadows》
 構築1.0点
 スペクターは間違った方向に行きすぎだろ。2マナのやつが出たら教えてくれ。
 
 リミテッド3.5点
 こいつは新しい《空長魚の群れ/Sky-Eel School》だな。ウナギを見くびっちゃいかんよ。5マナ3/3飛行が悪いはずないし、いい感じの能力もついてる。まだ使ってはいないけど、きっと使うと思う。
《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》
 構築3.0点
 カードパワー的に3点は軽くつくけど、入るデッキを考えると難しいところだ。黒単用のカードにはよくあること。出てすぐに2点もぎ取ってから殴って3点、でかくなって帰ってきてさらにライフを削ると打点は半端ない。《蔑み/Despise》からこいつ、そして《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》につなげるのはカーブ的にやるだけの価値がある。全体除去でもこいつは対処できないからね。黒単もしかすると強いかもと、ここ数年で初めて思ったよ。それくらい《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》は強いんだ。
 
 リミテッド2.0点
 現実に黒黒黒が出る頃には土地6枚くらい要るんじゃない?どちらか1色に寄せた2色デッキを作るのって凄く難しいもんね。何かの奇跡が起きて、沼が12枚以上入ってるようなデッキになったなら、こいつは凄い。でもそんなことはそうそうないだろ。6ターン目にプレイするのでもこいつは強いけど、そんなに急いで取る必要はないんじゃないかな。
《墓所這い/Gravecrawler》
 構築3.0点
 「俺を使ってデッキを作れよ」ってカードが黒には多いね。こいつは中でも一番面白いと思う。1マナでパワーが2あるゾンビがこれで8枚体制になったから、それだけで見る価値があるよね。それに墓所這いは帰ってこれるし。弱めのカードでスペースを埋めなきゃならないかもだけど、デッキを組むなら核となる:
 4:《戦墓のグール/Diregraf Ghoul》
 4:《墓所這い/Gravecrawler》
 4:《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》
 4:《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》
までは考えた。かなりいい感じだ。《名門のグール/Highborn Ghoul》なんかですら使えるかもね。名前に同じ単語が入ってる《名門のグール/Highborn Ghoul》と《カラストリアの貴人/Kalastria Highborn》は名前が似てるだけで別物だが、そこが《恐血鬼/Bloodghast》ほど壊れにならなそうな原因かなー。
 
 リミテッド3.0点
 コイツに対処するのは超面倒くさそう。特に1ターン目に現れたら4,6点はもぎ取っていきそうだし。もちろん《甲冑のスカーブ/Armored Skaab》あたりを出せば止められるけど、繰り返し繰り返し現れては殴られることも多そうだ。
《墓所粛正/Gravepurge》
 構築1.0点
 ついに再び《骨の収穫/Bone Harvest》の使える日が来た!
 
 リミテッド2.5点
 サイクリングとしても使えるし、終盤に全軍を呼びもどしてもいい。3マナの《グール呼びの詠唱/Ghoulcaller’s Chant》としては使わないとしても、どんなデッキにも1枚は入れたいと思える柔軟なカードだ。
《陰惨な発見/Gruesome Discovery》
 構築1.0点
 プロツアーパリに向けてのテスト中、俺たちは練習のドラフトで《陰惨な発見/Gruesome Discovery》を使うという《恐ろしき天啓/Horrifying Revelation》を見た。《陰惨な再演/Gruesome Encore》だよ全く。
 
 リミテッド1.5点
 これの輝くマッチアップもあるだろうけど、環境の大半のデッキは前のめりだから、ぐだらせるのが好きな俺でもこいつはちょっと遅すぎだと思う。コントロール用にサイドに忍ばせておこう。
《悲惨な旅/Harrowing Journey》
 構築1.0点
 カード名を聞いたとき思い浮かんだのは、旅人が基本地形を探す悲惨な旅に出てるみたいな光景かな。おっと、使わないようにね。
 
 リミテッド3.0点
 《Ancestral Recall》と《火の玉/Fireball》の中間だね。素晴らしいリミテッド用カードだ。ほとんどは自分を対象に撃つことになるだろうけど、攻める引きができてて終盤に引いたら、簡単にとどめを刺すカードとしても使えるね(ライフとライブラリーを同時に攻められるというのも◎)。
《名門のグール/Highborn Ghoul》
 構築2.0点
 で、こいつに白羽の矢が立ったってわけ。さっきも言ったけど、黒単の2マナ域が今空いてるもんでこいつにワンチャンが生まれた。《宿命の旅人/Doomed Traveler》にはならないけど、やってくれるかもしれない。
 
 リミテッド3.0点
 黒黒はそれほど悪くもない。ビートダウン戦略ではかなりできる子だ。《吸血鬼の侵入者/Vampire Interloper》と違ってブロックにも回れるしね。

コメント

黒と4/3@魔王主任
2012年2月12日23:54

翻訳お疲れ様です~
>墓所這いの黒単デッキ草案
誰もが通る道だと思ったらLSVも通って居たとは!

>陰惨な発見(構築評価)
昨今使い難い呪文が揃ってしまったwww

Taku
2012年2月13日0:51

> 黒と4/3@魔王主任さん

毎回コメントありがとうございます~。
どれだけ励みになっていることか。

> 陰惨な発見
《陰惨な再演/Gruesome Encore》はCFBの中で内輪ネタとして色々なところに登場してたりしますwww

re-giant
2012年2月13日16:41

個人的には《影の悪鬼/Fiend of the Shadows》のように構築とリミテッドの評価が大きく異なるカードの解説を見るのが好きです。先は長いですが楽しんで訳していただければと思います。

Taku
2012年2月13日18:37

> re-giantさん

はい!おかげさまで楽しんで訳してますよー。
欲を言えばもう少し時間があればいいんですが……ゆっくりしたいですwww

お気に入り日記の更新

お気に入り日記

登録したユーザー
384
登録されたユーザー
1001

この日記について

日記内を検索