◆ 闇の隆盛・レビュー 緑
 
 Dark Ascension Set Review  Green
 
 Luis Scott-Vargas, 2012年2月7日
 
 http://www.channelfireball.com/articles/dark-ascension-set-review-green/
 
 
《茨群れの頭目/Briarpack Alpha》
 構築1.0点
 緑の《皮裂き/Skinrender》だけど元祖ほどのパワーはない。皮裂きからして置いてきた。これからの戦いにはついてこれそうにない。
 
 リミテッド3.5点
 こいつで2対1交換を取るのは難しくないし、殴ってこない相手なら2点ダメージを追加してもいい。実はこの群れの真のボスって《茨角/Briarhorn》でしょ。ま、近いけど。
《しがみつく霧/Clinging Mists》
 構築1.0点
 構築用のカードを探してるのなら、霧に包まれた気分だろう。
 
 リミテッド0.5点
 ターボフォグとかライブラリー破壊デッキを使うとして、やっぱり強くないと胸を張って言える。レースになるようなマッチアップでだけ使えるかもね。本当に強いのは、奇跡が起きて窮地が発動したときだけだ。
《押し潰す蔦/Crushing Vines》
 構築1.0点
 サイドボード要因として《内にいる獣/Beast Within》に押しつぶされてそう。飛行を持つクリーチャーってのは対象が狭すぎるし、緑ならアーティファクトを割る手段は豊富だ。2マナだったら中々面白かった。使ったかもしれないね。
 
 リミテッド1.5点
 アーティファクトも飛行も割れるとくればメインデッキに刺しても悪くない。どんなデッキにも割るものがあるだろう。それでも俺はサイドボードに入れておくと思うけど、同じ機能のカードの中でも群を抜いて優秀だから、しょっちゅうサイドインすることになると思う。シールドでは絶対に入れていいね。どんなデッキにも落としたい対象が複数あるだろうからさ。
《夜明け歩きの大鹿/Dawntreader Elk》
 構築1.0点
 《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》と比較してみると、ダメージがスタックに乗らなくなったのは大きい。そして起動に緑マナを要求されるようになったのがあまりに大きすぎる。夜が明けるのはまだまだ先になりそうだ(ちょっと残念。長老はあんなにいいカードだったのにね)。
 
 リミテッド3.0点
 多くは語るまい。認めたくはないけれど、ドラフトで強いデッキが組めたとき、2マナ圏を抜いたりはしない。マナを安定させるために使うことはあまりなさそうだけど、欲しいときにそういう選択肢があるのも悪くはないさ。
《錯乱したのけ者/Deranged Outcast》
 構築1.0点
 ああ、錯乱しているって言い得て妙だと思うよ。こいつを唱えることも、唱えられることもあるまい。起動にマナがかかるのが台無しにしてるよ。
 
 リミテッド3.5点
 こいつはあまりに強い。前にやったドラフトで、《ソンバーワルドのドライアド/Somberwald Dryad》がこいつと間違われて、変なゲームになったことがあるよ(少なくとも一方から見ればね)。唱えなくても勝ってしまうとはな。それはともかく普通のゲームでもとても強くて、人間を優先して取ってみたくなる。緑白だと元から人間に寄せたいしね。戦闘も極端に難しくなる。《宿命の旅人/Doomed Traveler》、《スレイベンの歩哨/Thraben Sentry》、《上座の聖戦士/Elder Cathar》、《忠実な聖戦士/Loyal Cathar》、《無私の聖戦士/Selfless Cathar》(他の奴らも聖戦士なんだから、のけ者にするのはよくないよね)といった奴らが全員強くなるし、のけ者自体を殺そうとしてもカウンターを2つ載せられることになるんだ。
《森林の好意/Favor of the Woods》
 構築1.0点
 名前を冠してるコンリー(Conley Wood)でも見向きもしないだろうな。こういうのに好意を持ってはいそうだけど。
 
 リミテッド0.0点
 何だってリミテッドにこんなのを入れなきゃいけないのか理解に苦しむわ。
《群れに餌/Feed the Pack》
 構築1.0点
 群れはずっと腹を空かせ続けるだろう。俺は餌をやるつもりないからな。
 
 リミテッド2.5点
 この環境は高速だから、6マナ域が増えれば増えるほど不利になる。こいつで何かをするには、盤面が固まってないといけないのが残念だけど、上手くいったときは凄いことになりそう。適当などうでもいい生物を狼にできて、運が良ければ《要塞ガニ/Fortress Crab》あたりを食べさせてやればゲームに勝てるよ。群れは飢えてるんだ。カニうめぇ(^q^)。
《グール樹/Ghoultree》
 構築2.0点
 樹を育てるのは手がかかるけど、見返りはあるね。ドレッジ的なデッキで1マナとして使うにしろ、根囲いで落として使う候補にするにしろ、1マナで10/10が出せるかもしれないってのは構築で注目するに値する。《裂け木の恐怖/Splinterfright》、《根囲い/Mulch》、《グール樹/Ghoultree》、《骨塚のワーム/Boneyard Wurm》、それにフラッシュバックやライブラリーを削るカードは、量・質ともに危険な水域に近づいてる。あと1,2枚鍵になるカードがあれば本物のデッキになりそうだ。こいつを助けてくれる優秀なカードがもう1種類あれば、グール樹は相手の血を吸って育ってくれるだろう。他のフォーマットでは、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》より《墓忍び/Tombstalker》に近いかもしれない。出すのに手間はかかるけど、実力は本物だ。
 
 リミテッド2.01.0点
 これを書いてるとき、後ろから肩越しにベン・スターク(Ben Stark)が見てて、こいつに1点をつけたら怒ってんの。でも話にならないよ。実際にこいつを使って、多分必要以上に使ってみようとしすぎて、使いづらいなあって思ったね。《赤子捕らえ/Kindercatch》でも同じくらいの強さがあって、《ホロウヘンジの獣/Hollowhenge Beast》は間違いなくこいつより強いのに、使って嬉しいはずないだろ?

コメント

PradoRed
PradoRed
2012年3月3日6:51

>皮裂きからして置いてきた。これからの戦いにはついてこれそうにない。
ぎょwうwざw

相変わらず素晴らしいジョーク訳センスです。
リンクさせていただきますね。

Taku
2012年3月3日10:25

> Prado-Redさん

皮裂きさん好きなのであまり認めたくないですが、まさにこの意味のことが書いてあったのでちょっと遊んでみました。

ジョーク部分にコメントありがとうございます。本文よりある意味嬉しかったり!?
こちらからもリンクさせていただきますね。

カサイ
2012年3月3日10:39

グール樹の評価が以外でしたね。
確かに単なるバニラですし強いカードでは無いですが1点というのは低すぎる気がします。

Taku
2012年3月3日11:11

> カサイさん

カーブに沿って出せるクリーチャーでないからですかね?
確かに評価が低い気がします。
テンポで圧殺することだけを考えれば確かに低い評価になるのかもしれません。

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