【翻訳】アヴァシンの帰還・レビュー 青 part1 (by LSV)
2012年5月7日 翻訳 コメント (8)◆ アヴァシンの帰還・レビュー 青
Avacyn Restored Set Review – Blue
Luis Scott-Vargas, 2012年4月27日
http://www.channelfireball.com/articles/avacyn-restored-set-review-blue/
セットのレビューへようこそ!新しいセットが出るときの、もう定番だね。セット全体を通してみて、下のガイドラインに沿ってカードを評価していくよ:
Avacyn Restored Set Review – Blue
Luis Scott-Vargas, 2012年4月27日
http://www.channelfireball.com/articles/avacyn-restored-set-review-blue/
セットのレビューへようこそ!新しいセットが出るときの、もう定番だね。セット全体を通してみて、下のガイドラインに沿ってカードを評価していくよ:
構築
5.0点:フォーマットをまたいでの大活躍。価格も大高騰間違いなし
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4.0点:環境定番のカード。
《マナ漏出/Mana Leak》、《魂の洞窟/Cavern of Souls》、《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》
3.5点:色々なデッキで使えて強いけど、必須とまではいかない。
《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》、《原始のタイタン/Primeval Titan》、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》
3.0点:アーキタイプが合えば必ず入る。
《はらわた撃ち/Gut Shot》、《鍛えられた鋼/Tempered Steel》
2.5点:定番として使われるデッキもあるけど、必須ではない。
《熟慮/Think Twice》《死の支配の呪い/Curse of Death’s Hold》
2.0点:隙間を埋めてくれるカード。サイドボード要因や、強いけどまだ居場所のないカード。
《天界の粛清/Celestial Purge》(結構2.0点がつくカードは多いけど、2.0点がついたら説明が重要だって考えてくれ)
1.0点:使われることもあるかもしれない。
《空虚自身/One with Nothing》(これすらハウリング・オウル相手に使われたことがある。あまり意味がない気もするけれど)
リミテッド
5.0点:何があろうとも使う。それだけ。
4.5点:他に何が取れてようとも間違いなく使うレベル。
4.0点:それだけのために色を使う価値がある。
3.5点:見たらその色に行こうと思う。
3.0点:その色が使いたくなる。色が合うなら100%使う。
2.5点:このレベルのカードが何枚も取れたら色は確定。色が合うならほぼ間違いなく使う。
2.0点:色が合うなら大体使う。70%くらいの確率で使う。
1.5点:メインには半々くらいの確率でしか入らない。50%で使うかも。
1.0点:これを使うようじゃ酷いデッキだと思わざるを得ない。30%くらい。
0.5点:サイドボードとして使うことを考えなくもない。でも絶対にメインに入れない。10%くらいの可能性で使う。
0点:メインだろうとサイドだろうと、絶対に使わない。
いつも通りの注意だけど、点数だけじゃなくてコメントも読んでくれよな。同じ点数のカードでも、どうしてその評価になったかが全然違ったりするからさ。じゃ、楽しんでくれ!
《錬金術師の弟子/Alchemist’s Apprentice》
構築1.0点
こいつにも半分のマナコストでディスカードがついてきた時代があって、そのときはめっちゃいい奴だったんだけどねぇ。何かイカれたことのできる共鳴者にならない以上、弱くなった《エルフの幻想家/Elvish Visionary》でしかない。錬金術師は鉛を黄金に変えるというが、こいつには無理だ。
リミテッド1.5点
神河ブロックのドラフトで一番好きなカードの一つ、《浮き夢のずべら/Floating-Dream Zubera》を思い出すな。チャンプブロックしてカードを引きたいという俺の夢を、こいつもバッチリかなえてくれる。ダメージがスタックに乗らなくなったから相打ちを取りつつドローはできなくなったけど、地上を止めれば3~5点くらいのライフを守れるし、少なくともサイドボード要因にはなるだろう。なんにせよ、サイクリングできるから弱いにしても使っても失うものはあまりないはず。
《材料集め/Amass the Components》
構築2.0点
ドロー大好きギョーム・ワフォタパの出場停止が解かれる頃になってもまだ使えるかな。それだけで使えるような気がしてくるね。何せ奴は《ふるい分け/Sift》系で嫌いだと思うカードに出会ったことがない男だからな。俺たちみたいな青以外の色が存在する世界の住人から見ても、こいつは申し分ない。3枚ドローは酷すぎやしないし、ライブラリーの下に送るのが捨てるのより劣っているとしても、ゲームに勝つのに必要な材料を集めるのに役立ってくれると思うよ。
リミテッド3.5点
コモンで3枚以上掘れるカードは常に強くて、こいつもまた例外ではない。環境がぶっ飛んだ速さでもない限り、俺はこいつを早めに取るし、かき集めていくことになりそうだ。環境もそこまで速くなさそうだしね。
《秘儀の打ち合い/Arcane Melee》
構築1.0点
TSGと一緒にマジックTVで話したけど、やっぱり意見は変わらないな。書いてあることは本当に危険だけど、どのフォーマットでも重すぎて壊れにはならないと確信してるよ。言い切るのは危険だけど、儀式みたいなマナ加速で溢れてる環境なら《炎の中の過去/Past in Flames》があるから、こいつを使って荒稼ぎをするのは割に合わない。こういうカードは格好いいし、存在するのはゲームにとって良いことだとは思うけど、構築で常連になるべきカードじゃないな。
リミテッド0.0点
未だ見たことのない《思考の鈍化/Dampen Thought》デッキでもない限り、使うのは現実的じゃない。
《霧の海の船長/Captain of the Mists》
構築2.0点
ブロック構築で輝くかもしれないキャプテン、もとい船長だ。十分なサイズと素敵な能力が合わさって、殴りに行くか相手の一番強いところを寝かせられる。全部が噛み合えば青白人間みたいなデッキの立役者になれるかもしれない。それ以上はないにしてもね。
リミテッド3.5点
タッパーの中でも実力は随一。最前線から防衛線まで船長にお任せ。人間がなくても明らかに強いし、頑張らなくてもドラフト中で数体は人間が確保できるだろう。
《悪寒/Crippling Chill》
構築1.0点
2マナで土地も寝かせられたら、展開を阻害したり攻撃を2ターン止められて素晴らしい強さだったろうけれどなあ。2マナだったらクリーチャーしか寝かせられなくても、サイクリング付き《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》みたいで強かったのに。これほど構築級に近いデザインでノーチャンというのも面白い。1マナはとても大きい。キャントリップ付きのカードはインパクトがあるよ。
リミテッド3.0点
何が何でも入れたいカードじゃないけれど、青ければ絶対に抜くことはないだろう一枚。差をつけられるのはほぼ避けられない上に、最悪でも2回攻撃を止めてくれる。考えれば考えるほど惚れる。もしかしたら最強クラスかもしれない。青のコモンのトップ層に食い込んでも驚かないよ。
《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》
構築2.0点
白には《修復の天使/Restoration Angel》、青にはこいつが入ったのか。まあ順当なところかな。どこで差がついたって言ったら天使のセットだからだと思うけど、こいつだって完璧に終わってるわけじゃない。俺の見立てでは、出してアンタップまで行ければ可能性が広がりんぐだと思うんだ。こいつは自分自身を守れるし、マナが十分にあれば色々できる。こういう繰り返し使える能力は無視するべきじゃないよ。マナコストをにしては地味だけど、俺は好きだね。
リミテッド4.0点
こいつで完璧に盤面を掌握するのも非現実的じゃない。仮にフルタップになったとして、除去できる手段はほとんどないんだから。8マナまで待てれば尚良しだけど、待てなくても十分だね。使えれば幸せ。間違いなく面白いことになりそう。
《壊滅的大潮/Devastation Tide》
構築1.0点
奇跡でも素でも使いたくない奇跡カード?壊滅的とはこのことだな。インスタントにしたらそんなにダメだったかって?たぶんダメだったろう。インスタントとしてテストプレイがされたとは思えないしね。結果的にはインスタントになってても、潜在的に強いカードが潜在的なままちょっと強くなった程度だったろう。凄いアドを稼いでくれるわけでもなさそうだし、奇跡で似たことがしたかったら《終末/Terminus》でおkでは?
リミテッド1.0点
まったく萎えてしまったよ。ソーサリー速度の全体バウンスでアドを取るのは難しい。ほかの全体除去と比べて、展開を遅らせてこいつを唱えても全く意味がない。超低速だけど後半が恐ろしく強いデッキが組めたら、速度をそぐために入れてみるのもありかもしれないけど、そんなことは普通起きないだろうね。
コメント
海外記事に疎いため、大変参考になります。
リンクフリーとのことでしたので、リンク張らせて頂きました~。
どうもどうも。楽しんでいただけて嬉しいです。
自分も決して詳しくはないですが、皆様の参考になれば思わずガッツポーズですね。
こちらからもリンクさせていただきますね。
悪寒はプレリでデッキに入れててムームーさんにディスられたけど、やっぱり高評価ですねb
錬金術師も悪くはないといえる解説ですな。時間稼ぎにはもってこい
英語記事は読みたいと思っててもさすがに敷居が高くて・・・。
ほんといつも参考にさせていただいてます。
これからも更新楽しみにしてます(^^♪
よろしくお願いします!
奇跡でも素でも使えるカードだと思って居るんだけどなぁ。
インスタントだったら100%壊れ確定だったが。
こちらこそお世話になってますー。
悪寒は、キャントリップ付き霜のブレスが弱いはずなかったという感じですね。
シールドだと一時しのぎにしかならないという弱みが多少色濃く出てしまうので、プレリで引っかかるとすればそこでしょうか。
でも自分なら喜んで使いますね。
> kuro3maさん
どうもありがとうございます!
英語記事は自分もそれほど読めているわけではないのですが、楽しんでいただければ幸いです。
更新頑張りますよー。
> ラッチさん
悪さのできるカードではありますが、環境がクリーチャー主体になると確かに終末のが強いときが多いかもしれません。
全部戻せることを活用できるか、リセットした後走り抜けるデッキを組むか。いずれにせよただただ入れて強いカードではなさそうですね。
その前に緑のレアであるラムホルトと強力なコモンを、
入れてない事をディスられたって事を自覚した方が(笑)
でもLSVの評価でも悪寒強いんですね。
僕もドラフトの方で「ん?これ霜のブレス効果か」
と、テキスト読み直して自覚しました。
身内に容赦ない中野民である。
みんな初めての環境だから仕方ないね!!
悪寒は弱いはずがないと思って使ったらやっぱり強かった。
押し込むだけなら霜のブレスや戦慄の感覚のが重宝しますが、ドローのおかげで柔軟なカードになれてると思います。