【翻訳】アヴァシンの帰還・レビュー 黒 part2 (by LSV)
2012年5月16日 翻訳 コメント (2)◆ アヴァシンの帰還・レビュー 黒
Avacyn Restored Set Review – Black
Luis Scott-Vargas, 2012年4月29日
http://www.channelfireball.com/articles/avacyn-restored-set-review-black/
Avacyn Restored Set Review – Black
Luis Scott-Vargas, 2012年4月29日
http://www.channelfireball.com/articles/avacyn-restored-set-review-black/
《墓所を歩くもの/Crypt Creeper》
構築2.0点
ゾンビが2マナで何を使うか本当に困ったら使う?多分ないだろう。でもフライツ(Frites)こと5色リアニメイトの存在が大きければ、《歩く死骸/Walking Corpse》や《名門のグール/Highborn Ghoul》を押しのけて採用されるかもね。
リミテッド2.5点
能力がほとんど使われないものでも、2マナ域は2マナ域だ。
《闇の詐称者/Dark Impostor》
構築2.0点
ちょっと好き。マナコストも身の毛がよだつほど高くはないし、一度出てさえしまえば後半の盤面を支配してくれる。サイズと能力の両方が欲しいデッキなら、試してみる価値があるだろう。でもコントロールデッキでは使われないだろうね。それにこいつは吸血鬼・暗殺者だぜ。クリーチャータイプの組み合わせとして最高にカッコいいじゃないか。
リミテッド4.0点
暗殺者ってついてるカードはリミテッドでただ強というのが基本だ。こいつも例外じゃない。
《死の風/Death Wind》
構築2.0点
あんまり好きにはなれないけど、除去不足のときは緊急時の物差しで評価しないとね。こいつはインスタントタイミングで使える除去だ。死の風は壊れじゃないが、使えるかもしれないってことでね。
リミテッド3.5点
《破滅の刃/Doom Blade》とまではいかないが、それでも初手級。特にこれほど除去の薄いセットでは、間違いなく最強コモンの一角を占めるだろう(それにイラストもイカしてるぜ)。
《悪魔の顕現/Demonic Rising》
構築2.5点
こいつのカードパワーはお気に召したから、もう少し条件が緩かったらと願ってしまったよ。条件はたった一つだけど(クリーチャーがちょうど1体という条件だ)、でかい条件でもある。盤面に何か出てない限り仕事をしないというのが、使い勝手を狭めている。それでも好きだよ。とても除去しづらい5/5として使えるかもしれないってことは、輝くマッチアップが必ずあるはずだ。
リミテッド4.0点
ゲーム開始時の手札にあったらまず負けないだろう。5ターン目にクリーチャーがちょうど1体になるようにお膳立てしておくのはそんなに難しいことじゃない。もっとも後半になるにしたがって、その状態を維持するのは大変になるだろうけれど。生贄台と一緒に使ってこいつを意識してみてもいいけれど、必ずしもする必要はないね。膠着状態や更地になった後でトップから引いてくるカードとしては微妙この上ないけれど、ちゃんと動いた時の強さは折り紙つきだから、高い評価をつけるに値するよ。
《悪魔の監督官/Demonic Taskmaster》
構築1.0点
《鋼のゴーレム/Steel Golem》みたいな奴だね。どちらかというと《枷霊/Fettergeist》により近いけれど、4/3というのは3/4よりずっと強い。ただデメリットは一方でより厳しくて、こいつを念頭に入れた構築をしても2体並んだらつぶしあってしまう。ということで《枷霊/Fettergeist》の方が良いということになってしまう(枷霊だってあまり)。
リミテッド3.0点
このカードには2つの使い方がある。どちらの使い方も凄いものじゃないけれど、2種類の使い方があるということでいいカードになっている。一つ目の使い方は単騎で、3ターン目に叩きつけてそのまま除去されるまで殴り続けるか、そのままゲームが終了するかだ。こいつが開始時の手札にいたら、中々のプランだろう。特に他にすることのない手札なら申し分なし。2つ目の使い方は、役立たずを《投げ飛ばし/Fling》する感覚で食べて、相手を詰めに行くこと。そこまで悪くないように思える。最大のデメリットは、こいつさえいなければ普通の引きだったときで、前のめりだったりクリーチャー多めの手札でなければ腐ってしまうことだ。そういう事態は起きるだろうけれど、2つの使い方があるおかげで強いと楽観的にいえるね。4/3飛行を捨てるなんてとんでもない。
《灰口の悪魔王/Demonlord of Ashmouth》
構築2.0点
こいつがどれだけ活躍できるかは、どんな除去が使われてるか次第だ。《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》や追放効果が多ければ、全く強いとはいえないだろう。でも不死で止まる除去が使われてるなら、クリーチャーを生贄にしてもその分見返りがある。ゾンビデッキなんて腐肉だけどお供えものがしやすい。弱みとしては、サイド後《天界の粛清/Celestial Purge》が入ってくるところか。使われそうなのはブロック構築。同じ仕事をさせるなら《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》がもっと上手にやってくれるからね。
リミテッド3.5点
使うのは危険でいっぱいだけど、こいつの前に跪かされるデッキは大相だ。こいつを駆逐してくるデッキに対してはサイドアウトするのを恐れないこと。デッキの目玉だとしてもね。同じ理由で、俺はこいつを序盤に取るけれど、クリーチャー数が不安ならサイドボードに置いておくのを躊躇しないようにしよう。
《狂気堕ち/Descent into Madness》
構築1.0点
《煙突/Smokestack》より弱い理由を述べよ:
1.煙突より重い
2.どこまでカウンターを貯めるか選べない
3.相手と同数の生贄を強制される(《煙突/Smokestack》で生贄にささげるのは相手からだった)
4.相手は手札を投げ捨てて、既に展開したものでこちらを殺しにこれる
5.大切なことなので1-4を繰り返したい
潜在的には強力な効果だけど、こいつを使うなんてまさに狂気の沙汰。
リミテッド0.0点
こいつを入れたいと思えるようなシナリオが思い浮かばなかった。そんなことない、リミテッドで強いと俺を説得できたら、間違いを認めた上で、チャネルファイアーボール(Channelfireball)から《狂気堕ち/Descent into Madness》4枚のプレイセットサイン入りを送るように手配しよう。
コメント
五色リアニの名前はそういう意味だったんですね。面白い。
そうみたいです。
こういう由来がある名前は個人的に好きですね。