◆ アヴァシンの帰還・レビュー 赤
 
 Avacyn Restored Set Review – Red
 
 Luis Scott-Vargas, 2012年5月1日
 
 http://www.channelfireball.com/articles/avacyn-restored-set-review-red/
 
 
《逆鱗/Aggravate》
 構築1.0点
 こういうカードって逆鱗に触れてキレソー。フレイバーはいいんだけど、使うにはカードパワーが低すぎる。
 
 リミテッド3.0点
 《サイムーン/Simoon》としてだと、使えるかギリギリなところ。相手を一網打尽にできる可能性がある《サイムーン/Simoon》としてはかなりいい感じだ。1:1交換を取るのは難しくないし、もっと上手いことできるだけの力が秘められてる。
《大翼のドラゴン/Archwing Dragon》
 構築2.0点
 悪くないんだけど、《地獄乗り/Hellrider》、《槌のコス/Koth of the Hammer》、《オキシド峠の英雄/Hero of Oxid Ridge》あたりと比べて見劣りしなければもっと好きになれたんだが。それでも多少は使われるかもしれないけれど、期待薄。
 
 リミテッド3.0点
 最初の2回くらいは大して怖くないが、ダメージが急速に溜まっていくからね。結局相打ちを取るかチャンプせざるを得なくなるから、マリガンするようなゲームでも埋め合わせをしてくれる一枚だ。
《掲げられた軍旗/Banners Raised》》
 構築1.0点
 軍旗を上げたら、カードパワーが下がったでござる。
 
 リミテッド0.0点
 《屋根職人の反乱/Thatcher Revolt》を何枚取ったとか関係ないから軍旗はおろしとけ。クリーチャー満載の殴りデッキだったとしても、強さが足りないよ。
《戦いの賛歌/Battle Hymn》
 構築2.0点
 パウパー(コモン限定構築)のゴブリンデッキが、5~8枚目の《輝石の儀式/Brightstone Ritual》として使えるだけで、構築で使えると厳密には言ってもいいだろう。それに強力な効果を持ってるカードはいつだって完全に無視してしまうべきではない。別段俺にも凄い考えがあるわけじゃないけど、誰か思いつくかもしれないさ。
 
 リミテッド0.0点
 《掲げられた軍旗/Banners Raised》よりもっと使っちゃいけない。リミテッド0.0点をつけるカードが1枚あるのも辛いのに、赤には2枚あるとか胸が熱くなるな。
《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》
 構築3.0点
 《天使への願い/Entreat the Angels》と大部分同じ理由で、願いと同じくらい好きだ。奇跡コストで使えなかったら使えるどうかギリギリのところだが、それですら強いかもしれない。奇跡コストで使えたら全くのぶっ壊れだ。前にプレビューでこいつについては丸々一記事書いたけど、それからまた考えを改めたよ。デッキによって1,2枚挿すようなカードじゃない。ブロック構築で中核の一枚になりそうだし、スタンダードでも良さそう。汚物は消毒だー!
 
 リミテッド5.0点
 リミテッドで馬鹿げた強さを誇る爆弾レアのお手本。《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》とかを除けば評価の中でも最高峰だろう(十手は5点満点で6点くらいはある)。リミテッドのシーズン中、こいつとはいい関係を保ちたいと真剣に願ってるよ。
《火炙り/Burn at the Stake》
 構築2.0点
 アツイゼ、アツイゼー、アツクテシヌゼェー!!効果はもちろん強力だ。クリーチャーを2体タップするだけで既にかなりのもの。怖いよこれは。広く使われるにはマナコストだけがネックかな(だって他でもない《未練ある魂/Lingering Souls》と一緒に使いたいだろうからね)。
 
 リミテッド4.5点
 赤はどうやら低評価のカードと引き換えにイカれた強さのカードを手に入れたらしい。基本的に撃てば勝つ《踏み荒らし/Overrun》だ。こちらのサイズと相手のサイズ次第で、踏み荒らしほどダメージが通るわけじゃないかもしれないが、反対に踏み荒らしよりいいことだってままあるだろう。序盤にどうしても殺っておかなきゃいけない奴を火刑に処したりもできるのが、カードとしての強さを上げている。ぶっ壊れのフィニッシャーでもあり、素晴らしい除去でもある(プレイヤーを対象に撃てなくても入れるだろう)。俺は乗ったよ。
《危険な賭け/Dangerous Wager》
 構築2.0点
 素敵そうに見えるから、誰かが使い道を見つけてくれるように祈ってるよ。使いづらいのは確かだけど、カードパワーもそれなりに見合ったものだ。それなりにって言ったのが問題でね。最後にやりたいのが2枚ぽっちカードを引くことじゃあ、そんなデッキで大丈夫か、ってなるよ。赤いデッキに狂気の沙汰で1,2枚入れておけば、ゲームが決まるかもな。
 
 リミテッド1.5点
 ごめんなさい、こんな時どんな評価をすれば良いのか分からないの。名前通りのカードだ。こいつの使い勝手は「手札にあるとマリガン」から「素晴らしい」までばらけそうだ。高マナ域の多いデッキではダメだろう。低マナ域に寄せたデッキならそこそこ強そうだ。わからないのは尖らず普通のデッキに仕上がった時で、そういうときの強さはこれをいつ引くかによって決まってしまう。俺に言えるのは俺自身是非試してみたいってことで、こいつでカードを引くのがどんなに素晴らしいのか味わってみたい。

コメント

カサイ
2012年5月24日22:27

このコラムを見てはじめて火炙りが生物にも撃てることに気がつきました。

Taku
2012年5月24日23:14

> カサイさん

自分も訳している途中で初めて知りました!

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