◆ 基本セット2013・レビュー マルチカラー、アーティファクト、土地
Magic 2013 Set Review – Gold, Artifacts, and Lands
Luis Scott-Vargas, 2012年7月17日
http://www.channelfireball.com/home/magic-2013-set-review-gold-artifacts-and-lands/
今日は基本セット2013の雑多なところを片付けるよ。アーティファクト、土地、それに伝説の金色、ドラゴンのプレインズウォーカーをレビューだ。これまでのところ基本セット2013にはかなり満足してるから、残りを見ていって何が入ったのか見てみよう。最初にまた点数表を見ていこう:
構築のカードトップ10
10.《機知の戦い/Battle of Wits》
9.《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
8.《荘厳な大天使/Sublime Archangel》
7.《群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride》
6.《空召喚士ターランド/Talrand, Sky Summoner》
5.《本質の散乱/Essence Scatter》
4.《強迫/Duress》
3.《スラーグ牙/Thragtusk》
2.《怨恨/Rancor》
1.《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite》
最近のエキスパンションからの再録は一部除外したけど、《強迫/Duress》はしばらくお休みだったからね。心躍るカードも混じってるから、構築に新しい風を入れるため、基本セットから単にタイタンを取り上げただけじゃなかったってことだね。タイタンが落ちたのは、カードパワーを昔に戻すための基本セットということなんだろう。だから新しいカードを試すのは《マナ漏出/Mana Leak》、《思案/Ponder》、《原始のタイタン/Primeval Titan》を満喫し尽くして、ローテーション落ちしてからということになるだろう。どんなデッキを作るにしても、素敵なカードがたくさんあるからね。俺もこのリストのカードを試せるのを楽しみにしてるよ。
意図せずしてしばらくビデオ記事をアップできてなかったので、今週はキューブドラフトとインベイジョンブロックドラフトを楽しんでくれ。それと、週末のモダングランプリで俺が成果を出せるよう祈っててくれよな!
Magic 2013 Set Review – Gold, Artifacts, and Lands
Luis Scott-Vargas, 2012年7月17日
http://www.channelfireball.com/home/magic-2013-set-review-gold-artifacts-and-lands/
今日は基本セット2013の雑多なところを片付けるよ。アーティファクト、土地、それに伝説の金色、ドラゴンのプレインズウォーカーをレビューだ。これまでのところ基本セット2013にはかなり満足してるから、残りを見ていって何が入ったのか見てみよう。最初にまた点数表を見ていこう:
構築
5.0点:フォーマットをまたいでの大活躍。価格も大高騰間違いなし
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4.0点:環境定番のカード。
《マナ漏出/Mana Leak》、《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》
3.5点:色々なデッキで使えて強いけど、必須とまではいかない。
《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》、《原始のタイタン/Primeval Titan》、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》
3.0点:アーキタイプが合えば必ず入る。
《はらわた撃ち/Gut Shot》、《鍛えられた鋼/Tempered Steel》
2.5点:定番として使われるデッキもあるけど、必須ではない。
《熟慮/Think Twice》《死の支配の呪い/Curse of Death’s Hold》
2.0点:隙間を埋めてくれるカード。サイドボード要因や、強いけどまだ居場所のないカード。
《天界の粛清/Celestial Purge》(結構2.0点がつくカードは多いけど、2.0点がついたら説明が重要だって考えてくれ)
1.0点:使われることもあるかもしれない。
《空虚自身/One with Nothing》(これすらハウリング・オウル相手に使われたことがある。あまり意味がない気もするけれど)
リミテッド
5.0点:何があろうとも使う。それだけ。
4.5点:他に何が取れてようとも間違いなく使うレベル。
4.0点:それだけのために色を使う価値がある。
3.5点:見たらその色に行こうと思う。
3.0点:その色が使いたくなる。色が合うなら100%使う。
2.5点:このレベルのカードが何枚も取れたら色は確定。色が合うならほぼ間違いなく使う。
2.0点:色が合うなら大体使う。70%くらいの確率で使う。
1.5点:メインには半々くらいの確率でしか入らない。50%で使うかも。
1.0点:これを使うようじゃ酷いデッキだと思わざるを得ない。30%くらい。
0.5点:サイドボードとして使うことを考えなくもない。でも絶対にメインに入れない。10%くらいの可能性で使う。
0点:メインだろうとサイドだろうと、絶対に使わない。
いつも通りの注意だけど、点数だけじゃなくてコメントも読んでくれよな。同じ点数のカードでも、どうしてその評価になったかが全然違ったりするからさ。じゃ、楽しんでくれ!
《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker》
構築2.5点
前回セニョール・ボーラスが収録されたときは、不運なことに《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》と競合してしまっていた。グリクシスで重たいフィニッシャーを入れる人はみんな基本《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》を積んでて、マジックの名悪役が入る余地はなかったんだ。
今回根本原理は環境にない。もっとも、驚くほど似ている《解放された者、カーン/Karn Liberated》がいるんだけどね。カーンとボーラスは実はとても似ていて、2種類が共存することもありえなくはないだろう。カーンは出しやすいけれど、カーンがクリーチャーを除去するだけなのに対してボーラスはクリーチャーを奪ってしまうことができる。これはとても大きい。ボーラスが力を発揮するには時期が悪いかもしれないけれど、カーンはかなり使われたし、スタンダードのカードパワーが大きく落ちる時期には頭をもたげることがあるかもしれない。
リミテッド3.5点
出すのに3色8マナはかかるが、それでもニコル・ボーラスは爆弾レアだ。使いづらいコストのせいで、どんなデッキにでも入るわけじゃない。こいつ中心の構築はしなければならないものの、間違いなく遅めのグリクシスコントロールデッキを作ろうという気になるはずだよ。ボーラスが出て負けることはほとんどないだろうからね。
《アクローマの記念碑/Akroma’s Memorial》
構築2.0点
この置物を他でもないプロツアーで前に使ったなあ。素敵だった。赤緑氷雪コントロールのミラーマッチで強烈だったさ。こいつの使い道はお互いに多くのクリーチャーが並ぶマッチで、付与される能力をほぼすべて使いこなすことができる。7マナの《熱情/Fervor》として使うと大したことはないが、7マナで熱情かつ全軍がブロック不能、除去不能になったら全く話は変わってくるからね。
リミテッド4.0点
7マナでパワーもタフネスもない置物かもしれないけれど、こいつがあれば自軍はバケモノになる。緑デッキで使うのが一番いい。緑はマナを伸ばせるし、巨大な地上クリーチャーも多いからね。でも多分どの色をやっていてもこれは取ると思う。盤面に何かあれば相手を叩き潰せる。相手が黒や赤なら、除去すらきかなくなるんだ。
《時間人形/Chronomaton》
構築1.0点
《鍛えられた鋼/Tempered Steel》で僕と握手!と思っていた時代が俺にもありました。《媒介のアスプ/Vector Asp》を使ってたからね。そんな時代は残念ながら終わったと思う。1マナ1/1に微妙な能力がついてても入ることはないだろう(アスプに能力はあってないようなものだったし)。
リミテッド3.0点
こいつのゼンマイを巻く時間があれば、マナコストは少なくかつ大きくなれる。マナカーブに沿って完璧に展開できるなら入らないかもしれないし、トップから引いたときには超絶弱いが、それでも潜在能力はあるよ。
《前兆の時計/Clock of Omens》
構築1.0点
《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》みたいなのでなくて、こいつが再録されたのはいい前兆なんだろう。コンボ用カードのうち、カードパワーはこの程度にした方がゲームにとっていいだろうからさ。コンボを使いたい人は頑張れるけど、それが圧倒的にはならないみたいなね。
リミテッド0.0点
使ったら相手にクロックを刻まれるよ。
《空虚への扉/Door to Nothingness》
構築1.0点
そうそう、コンボといえば一人ぶっ殺せないとね!!
こいつが全くの駄目カードだとは思わないが、同じマナでフィニッシャーを出すより、こいつを使った方がいいって状況が全く思い浮かばない。ステキな勝ち方をしたいのなら、もっと美しい《機知の戦い/Battle of Wits》みたいなカードを使った方がいいだろう。
リミテッド0.5点
こいつを全くの無意味牌として片づけるのは早計だ。ドラフトをしてれば、5色で除去満載のデッキが作れて、ゲームに勝利する方法が欲しいなんてこともあるかもしれない。こいつを入れたおかげで勝つことより、こいつを入れたせいで負けることの方が多いだろうけど、俺みたいなマジキチな人たちが何とかして使おうとするだろ。
《不死の霊薬/Elixir of Immortality》
構築2.0点
《粗石の魔道士/Trinket Mage》がいる限り、それなりに使われそう。ぶっ壊れになることは決してないが、こいつにしかできない仕事をきちんとこなすだろう。
リミテッド1.0点
主にライブラリーアウトデッキへのサイドボード。極稀にめっちゃ早いビートダウン相手にも入るだろう。カードを引きまくるデッキで使ってドローの質を上げられれば最高だが、そのためにはこいつを掘り出すカードが必要だ。《予感/Foresee》なしでどうやればそういう使い方ができるか分からないけどね。
《適合の宝石/Gem of Becoming》
構築1.0点
もっと効率のいいカードがある以上、こういうアドバンテージが稼げても遅いカードは環境に適合してない。宝石みたいなカードはたまに一つ二つ見つかるものだけれど、こいつは宝石じゃない。
リミテッド1.5点
こいつを使うような状況は限られてるだろうけど、正しいデッキで使えばとても強力だ。明らかに遅い3色デッキにぴったり。青赤黒のうち2色で重い呪文が入ってるデッキでも使われる可能性が微レ存。使うなら宝石を最大限に活用するため、赤黒2色のデッキでも島を1枚忍ばせておいたりしてもいいかもしれない。
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
構築2.5点
歴史を紐解いても、《金粉の水蓮/Gilded Lotus》は実に強かった。前に環境にあったときは《修繕/Tinker》先として優秀だったし、一端出ればぶっ飛んだことが可能になって幸せだった。《起源の波/Genesis Wave》を思い切り使いたいのなら、《金粉の水蓮/Gilded Lotus》は相性バッチリ。少なくともラスボスのエルダードラゴン・プレインズウォーカーは興味津々だろう。一番重いのが5マナというデッキが多い中で、5マナを真打へのつなぎにするってのが少し微妙なところはあるけど、でっかいことをするにはたくさんのマナが必要だ。
リミテッド2.0点
唱えることさえできれば何でもお気に召すまま。どんなデッキでも使いたいカードじゃないから、溢れるマナを注ぎ込む先は十分用意しよう。たとえば《炎のブレス/Firebreathing》能力持ちなんかもいいし、巨大クリーチャーもいい。カードを引くのもいいだろう。5ターン目に《金粉の水蓮/Gilded Lotus》は何とも素晴らしい。後が続くならかなり状況は良くなるはずだ。
《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
構築1.0点
ティア1の(Tier 1)デッキに入ってから幾星霜。ブライアン・ワイズマン(Brian Weissman)のザ・デック (The Deck)の一部として貢献したのは認識してるよ。それが古き良き遠い昔のことだとしてもね。
リミテッド2.0点
勝ちを狙うカードとしては中々だけど、動かすためには努力が必要だ。最大限に活用するためにはそれ用のデッキを組まなければならない。普通のデッキに秘本を放り込んで使えるとは思わないこと。ゲームを膠着させられれば、数ターンこいつを起動するだけで相手を倒すことができるだろう。
《帆凧/Kitesail》
構築1.0点
剣が壊れすぎてて生きるのがつらい。複数の色に対するプロテクションがつく上に通った時大きなおまけがついてくるのに対し、帆凧を使うのは練習抜きでなくても死に方になる。
リミテッド2.0点
ビートダウン戦略を取ってて飛んでない巨大クリーチャーがいるなら、こいつをどうぞ。どんなデッキにでも入るカードじゃないが、多くのデッキが欲しいと思えるカードパワーは折り紙つきだよ。特に緑のデッキを使うなら早めに取っても後悔しないはずだ。
《原初の土/Primal Clay》
構築1.0点
まあ、少なくとも3つのカードが1つにまとまっているのは印象的だったかな。どのモードも使ったら土がつくようだってので台無しなので、図版のままでいてくれたまえ。
リミテッド3.0点
どれを選んでもスゴくはないが、悪くもない。3つの凡庸なモードが1つにまとまっていることで、かなり使えるカードになっている。最高ではないにせよ状況に応じて出せるからいつでも入るだろう。
《イーヴォ島の指輪/Ring of Evos Isle》
構築1.0点
毎ターンマナを払わなきゃならないので台無しになっている。マナがかからないなら装備して放置できるのに。同じマナを使うなら、代わりに剣を使えばいいじゃない(剣が馬鹿げてるのは理解してるけれど、構築の世界では装備の枠を剣と争うわけだからね。少なくとも今は)。
リミテッド 色が合わないなら1.5点 色が合うなら3.5点
青のクリーチャーがたくさんとれてでもいない限り、メインから積めて強いというよりは、除去の濃いデッキに対して入れるサイドボード用だろうか。デッキの半分以上のクリーチャーが青ければ、とっても強く使えるだろう。軽めの《ドラゴンの血/Dragon Blood》であるのに加えて、大きな効果がつくからね。他の指輪と違って、サイクルの中で色が合わなくても使えると思う一枚でもある。
《カロニアの指輪/Ring of Kalonia》
構築1.0点
構築で使いたいと欠片も思えない。毎ターン成長するのもピンとこないな。
リミテッド3.0点
この点数はデッキが緑のクリーチャーでぎっしりという前提だからね。そうでなければこの指輪は使えない。巨大なトランプル持ちを作れるのは嬉しい。動き始めたら本物だよ。
《テューンの指輪/Ring of Thune》
構築1.0点
剣が落ちたとしても、構築ではけんもほろろに断られるのがオチ。
リミテッド3.0点
カロニアの指輪と同じで、白が濃いデッキでどうぞ。警戒は悪くないが、悪くない止まりだ。
《ヴァルカスの指輪/Ring of Valkas》
構築1.0点
構築では使えないから落ち着けって。《熱情/Fervor》でしかもクリーチャーを育てられるから、(マナはかかるが)指輪サイクルの中ではまだやれる方だけど、ちょっと弱い。
リミテッド3.0点
大事なことなのでまた言うけど、赤いクリーチャーが十分入ってるデッキでないなら使わない方がいいと思うよ。十分数が取れたら(7体以上いればいいか)、中々強いんじゃないか赤以外のクリーチャーにつけても、速攻はつけて嬉しい能力だ
《ザスリッドの指輪/Ring of Xathrid》
構築1.0点
全てをなかったことにするような指輪がないかなと思ってたんだが、ざんねん!ゆびわのぼうけんはここでおわってしまった!!
リミテッド3.0点
この指輪も、色があってなくても使えるかな。主にサイドボードから投入するんだよ。再生は強力だ。マッチアップ次第ではかなりの仕事をしてくれるだろう。
《狂乱病の砂/Sands of Delirium》
構築1.0点
狂乱病にかかったような全世界のライブラリーアウト愛好家には大変申し訳ありませんが、ないない。ライブラリーアウトが強いときは、使ったマナに対して相当な量が削れるカードがあるからだ(たとえば《正気かじり/Sanity Gnawers》とかね)。1マナ払って1枚は効率が良くないのさ。
リミテッド3.5点
速やかに相手を倒せる上にほとんど止められない。何ターンも守るようなデッキを作らないといけないけれど、後ろ向きなデッキができたらゲームを終わらせるのにこれ以上いい方法はない。普通のデッキでも、プランBとして取っておくのは結構強い。
《ニンの杖/Staff of Nin》
構築2.0点
こいつはプレインズウォーカーだって人が言ってるのを聞いたんだけど、まさに的確な表現だ。毎ターンカードを1枚引いて1点ダメージを飛ばしながら、殴りに行けないというのはまさにプレインズウォーカー。アーティファクト破壊では除去されるけど、普通のデッキは茶破壊なんて取ってないから、交渉決裂とはならないだろう。コントロールデッキに新しいフィニッシャーが入ったみたいなものかな。これを使って勝つくらい気持ちいいことはないだろうな。早さはライブラリーアウトとどっちが早いかなってところだけど。
リミテッド4.0点
これこそまさに《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》だ。置いてから数ターンあれば簡単に差が埋められなくなる。しかもたった6マナでだ。これより優先するカードはそうそうないよ。コモンやアンコモンでこれを上回るものはないんじゃないか。
《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》
構築1.0点
これで《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart》がブロックできると思う?場に出して《金屑の嵐/Slagstorm》を連打するのはどうだ?全くないとは言わないよ。でも《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》は前回構築環境にあったとき、《雪崩し/Skred》と一緒にあったにも関わらず少し使われただけだった。今回はそこまで使われないと思うけど、《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》使いたいという誘惑に勝てる人なんているかい?
リミテッド3.0点
主に飛行クリーチャーが弱点だけど、地上クリーチャーに酷いことができる。コモンに何枚も対処できるカードがあるとはいえ、こいつが出ると勝てないデッキすら出てくるよ。
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
構築2.0点
また墓地対策か、いいじゃない。下の環境をプレイする人の方が喜びそうだけど、スタンダードにも何かあったときのためにあっていいと思う。
リミテッド0.5点
サイドインする可能性があるかかなり疑問だけど、入れる状況があるだろうってのはわかるよ。
《交易所/Trading Post》
構築1.0点
カードとライフを交換、ライフをヤギと交換、ヤギをアーティファクトと交換、アーティファクトをカードと交換するって?「カタンの開拓者たち」でもやったらいいんじゃないですかね?
リミテッド1.5点
単体で出せるのはライフ1点と引き換えにするヤギだけ、それにもしかしたらアーティファクトをヤギと交換できるかもしれない。そのどちらも、ぶっ壊れたアーティファクトでも持ってない限り見合った取引とは言い難い。レースになった場合手札を捨てて4点ゲインは悪くないけれど、レースならカードは交易所で捨てるより手札に置いておきたいよ。
《戦の大聖堂/Cathedral of War》
構築2.0点
1ターン土地セットを飛ばすのはキツいけど、結果として+1/+1修正を永続的に手に入れることができる。それでも一番問題なのは無色マナしかでないことだ。もっとも、色々なデッキに入る可能性があって、効果はぶっ飛んでるけれどね。今のビートダウンデッキはどれも単色か色拘束が非常に厳しいから(緑単、ゾンビ、赤緑)、どのデッキに一番合うのかはわからない。こういう呪文の枠として入る土地はコントロールの方がいいんだけど、コントロールデッキには明らかに必要ない効果だよね。
リミテッド1.5点
3色でもやってるのでない限り、マナ基盤にそこまで影響は与えないから入れない手はない。大概のデッキには喜んで入れたい。
《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》《氷河の城砦/Glacial Fortress》《根縛りの岩山/Rootbound Crag》《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》《進化する未開地/Evolving Wilds》
構築3.0点
2色土地と未開地はいいね。構築で呪文が唱えられるよ。やったね!
リミテッド3.0点
いつでもあったら嬉しいけど、土地が決定打になることはめったにない。本気で出したい最高の一枚があるなら、強めのカードより優先して取ることがあるかもしれないが、ほとんどの場合土地は早めに取るというより遅めに追加することになるだろう。1ピック目に《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》を取るとかは相当デッキが壊れになってないと無理だね。
《ヘリオンのるつぼ/Hellion Crucible》
構築2.0点
赤単で少しばかりアクションを追加したければ、こいつがぴったりだ。攻撃するまでに3ターン待たなければならないのが若干残念だが、少なくとも4/4をほとんど何も失わず出すことができる。《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》をタッチするのと競争するのは難しそうだが、コスト的に試されることはありそう。
リミテッド3.0点
これはステキ。タダで何か手に入るカードは大好きなんでね。土地が4/4になるなんて全く素晴らしい。赤をやってるなら間違いなく優先ピック。
構築のカードトップ10
10.《機知の戦い/Battle of Wits》
9.《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
8.《荘厳な大天使/Sublime Archangel》
7.《群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride》
6.《空召喚士ターランド/Talrand, Sky Summoner》
5.《本質の散乱/Essence Scatter》
4.《強迫/Duress》
3.《スラーグ牙/Thragtusk》
2.《怨恨/Rancor》
1.《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite》
最近のエキスパンションからの再録は一部除外したけど、《強迫/Duress》はしばらくお休みだったからね。心躍るカードも混じってるから、構築に新しい風を入れるため、基本セットから単にタイタンを取り上げただけじゃなかったってことだね。タイタンが落ちたのは、カードパワーを昔に戻すための基本セットということなんだろう。だから新しいカードを試すのは《マナ漏出/Mana Leak》、《思案/Ponder》、《原始のタイタン/Primeval Titan》を満喫し尽くして、ローテーション落ちしてからということになるだろう。どんなデッキを作るにしても、素敵なカードがたくさんあるからね。俺もこのリストのカードを試せるのを楽しみにしてるよ。
意図せずしてしばらくビデオ記事をアップできてなかったので、今週はキューブドラフトとインベイジョンブロックドラフトを楽しんでくれ。それと、週末のモダングランプリで俺が成果を出せるよう祈っててくれよな!
コメント
アヘ顔する暇あったら翻訳進めろや!
ひぎぃ!翻訳終わったので許してください!!
これから先も拝読させ続けさせていただきますので、よろしくお願いします!
最近は中野に顔を出さずにすいません。
いつも楽しみにしてますので、
次もよろしくお願いしますw
毎回楽しみにしてますよ♪(^-^)
完走おめでとうございます!!
色々なネタがあって今回は特に笑わせてもらいました。
ありがとう!
ありがとうございます!
自分でも楽しめるような記事を書けるようにがんばります!!
> KBさん
いえいえ、自分も最近まであまり顔が出せずじまいでした。
完走できたら気分がいいです。次もがんばりますよー!
> ペンティーノさん
ありがとうございます!DNで翻訳記事公開をされているペンティーノさんに言ってもらえると、また喜びもひとしおですね。
クォリティと更新頻度は維持&向上させていきたいですね。
> ゆずぽんさん
どうもありがとうございます。
そういってもらえると嬉しいですね。
意味を損なわず、ネタを仕込むのはうまくいくときといかないときがありますが、それでも笑ってもらえたなら、こんなに嬉しいことはない!!
いつもこっそりと楽しませて頂いていますw
英語の苦手な僕からすれば、このような記事が読めるのはとてもありがたいことです。
次回(またはそれ以降)も、ぜひぜひ続けて頂ければ幸いです!
何は無くとも、お疲れ様でございましたー!
量が多く時間がかかるのは翻訳される方には大変でしょうが
環境が進んでから見比べるのもまた面白いです
ありがとうございます!自分も幸夢さんの記事をいつもこっそり楽しませてもらっていますよ。
もともと、日本のマジックコミュニティにどうやったら貢献できるか考えて始めた企画ですので、そう言ってもらえたのはとてもうれしいですね。
完走もできたことですし、次回以降も続けます!!
> じゃこさん
いえいえ、もとはといえばこの量をレビューするLSVがスゴい!(彼はプロですが)
なるべく早く早くと思うのですが、どうしてもいいとここのくらいのペースになってしまいます。なにとぞ温かい目で見てやってもらえればありがたいです。
> 海老さん
トーモッドはサイドインすることがめちゃめちゃ多いので!
(指摘ありがとうございます、修正しました)
そんな期待を一身に背負わなくても自分のペースとか気分でやったらいいと思う
今回も面白い意訳というか、面白さを伝えるための駄洒落変換が数多くあって楽しめました。
しばらく大型エキスパンションしか出ないという旅路が待ち受けていますが、お付き合いいたしますので、やるならマイペースにどうぞ ノ
それはそうとして、LSVの《交易所》に対する評価が低かったことが印象に残った。
どうもどうも。リアルではご無沙汰ですね。
ゆうてコメントとか感想もらえると、頑張りたくなるのよね。実際頑張らないと終わらないのもあるので……まあ、今のやり方は結構気に入っているのです!
> osaさん
どうもどうも、意訳を楽しんでいただけるというコメントは本当に嬉しいです。
ここが自分のオリジナリティですので。
コメント乞食なので、こういったことを言っていただけると諦めや自暴自棄が忍び込まない。ありがたいことです。
交易所はLSVらしからぬ評価ですよね。
前もミミックの大桶でそんなことがあったような。
今回もLSV節というか翻訳を楽しませてもらいました♪
次のRTRやGTCも楽しみですが、大型なのでTakuさんのライフが心配ですw
どうもどうも。何とか走り切りました。
LSV節というより、日本語の特徴は自分がつけてしまっているので、いいのかな?
RTRやGTC、自分も楽しみなので大丈夫……なはず!
> REQUIEMさん
どうもありがとうございます!
期待してもらえるのが一番の頑張りにつながります!
> オレンジ君さん
ぼどげいいですよね。
下手ですがたまにわいわいやりたくなります。
英語が読める人間でも、やはり日本語で読めるのはありがたいです。
っていうセリフが出てくるうちはもっと英語の勉強が要りますねw