【翻訳】ラヴニカへの回帰・レビュー 青 part1 (by LSV)
2012年10月15日 翻訳 コメント (5)◆ ラヴニカへの回帰・レビュー 青
Return to Ravnica Set Review – Blue
Luis Scott-Vargas, 2012年9月25日
http://www.channelfireball.com/articles/return-to-ravnica-set-review-blue/
Return to Ravnica Set Review – Blue
Luis Scott-Vargas, 2012年9月25日
http://www.channelfireball.com/articles/return-to-ravnica-set-review-blue/
構築
5.0点:フォーマットをまたいでの大活躍。価格も大高騰間違いなし
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4.0点:環境定番のカード。
《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》、《スラーグ牙/Thragtusk》
3.5点:色々なデッキで使えて強いけど、必須とまではいかない。
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》、《修復の天使/Restoration Angel》、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》
3.0点:アーキタイプが合えば必ず入る。
《無形の美徳/Intangible Virtue》、《墓所這い/Gravecrawler》
2.5点:定番として使われるデッキもあるけど、必須ではない。
《熟慮/Think Twice》、《死の支配の呪い/Curse of Death’s Hold》
2.0点:隙間を埋めてくれるカード。サイドボード要因や、強いけどまだ居場所のないカード。
《帰化/Naturalize》(結構2.0点がつくカードは多いから、2.0点がついたら説明が重要だって考えてくれ)
1.0点:使われることもあるかもしれない。
《空虚自身/One with Nothing》(これすらハウリング・オウルに対する秘密兵器として使われたとかなんとか。効果のほどは疑わしいが)
リミテッド
5.0点:何があろうとも使う。それだけ。
4.5点:他に何が取れてようとも間違いなく使うレベル。
4.0点:それだけのために色を使う価値がある。
3.5点:見たらその色に行こうと思う。
3.0点:その色が使いたくなる。色が合うなら100%使う。
2.5点:このレベルのカードが何枚も取れたら色は確定。色が合うならほぼ間違いなく使う。
2.0点:色が合うなら大体使う。70%くらいの確率で使う。
1.5点:メインには半々くらいの確率でしか入らない。50%で使うかも。
1.0点:これを使うようじゃ酷いデッキだと思わざるを得ない。30%くらい。
0.5点:サイドボードとして使うことを考えなくもない。でも絶対にメインに入れない。10%くらいの可能性で使う。
0点:メインだろうとサイドだろうと、絶対に使わない。
《水馬/Aquus Steed》
構築1.0点
ウマの合うカードで思い入れでもないなら、構築ではお呼びじゃないね。
リミテッド1.5点
《塩平原の世捨て/Saltfield Recluse》は好きだったが、相手を止めるのに3マナもかかるのはウマくない。毎ターン3マナもかかるせいで守り性能が下がっている。もっとも殴る側に回ってるなら問題ないけどね。こちらの青いデッキは空中から攻撃できることを願ってるよ。それに相手のターンにマナを全部使おうとも思ってないから、こいつは滅多なことで使わないと思う。
《暴突風/Blustersquall》
構築1.0点
こいつが普通の除去より優れているような状況とかシナリオを考えてみたんだけどね。除去どころかバウンス呪文と比較してもてんでお話しにならなかった。
リミテッド2.5点
面白いのは、こういう超過呪文のうちどちらの半分が「本物」で、どちらが状況次第で使うようなものなのかね。稀にどちらで使ってもおかしいのもあるけど(《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》を見ろよ)、どちらか一方で使って、もう片方はおまけってものもある。《暴突風/Blustersquall》は後者で、青青3(原文ママ)で唱えて相手を全部タップさせて乗り込むきっかけを作るのが第一で、ピンチのときに《ぐるぐる/Twiddle》としても使えるといったところ。フィニッシャーが必要で、使うためのクリーチャーが十分確保できてるなら、いい仕事をしてくれるよ。
《取り消し/Cancel》
構築1.0点
《雲散霧消/Dissipate》が消えるまで、使うのはキャンセルしとくわ。
リミテッド2.0点
《取り消し/Cancel》の価値はゲームの当たりによって、また環境によってめまぐるしく変わる。正直なところどんなデッキに入るか分からないが、疑わしいだけなら無罪というところから始めよう。恐ろしく早くはなくて、中盤から終盤に強力な呪文をたくさん唱えるような環境なら、打消し呪文の価値は上がるよね。早い環境でも、コントロールデッキを相手にするのに打消しを潜ませておくのは嫌いじゃない(それかどうしようもない爆弾レアが入ってるようなときはね。。というわけでサイドボード要員としても好きだよ。
《慢性的な水害/Chronic Flooding》
構築1.0点
構築での慢性的水害ってあれだろ。マナフラッドとかマナスクリューってやつ。
リミテッド0.0点
ライブラリー破壊、嫌がらせどちらを取っても最悪。ライブラリーを少しばかり削ったところで相手は平常運転だし、本気で削ったら相手は土地を使うのをやめるだけだ。活用カードを山盛りにしてドレッジ目的で使うとしても、ドレッジはあんまり有効に思えないけどね。
《妖術による金/Conjured Currency》
構築1.0点
こいつが壊れになるとしたらまさに妖術。取られるパーマネントが全くないデッキで使ったところで、1ターンまるまる待たなきゃならない《決断の手綱/Volition Reins》だし、しかもひどいしっぺ返しを食らう可能性もある。交換が強制だったら良かったかもしれない。毎ターン相手に土地を進呈して相手の実を奪っていけるからさ。
リミテッド2.0点
俺は使ってみるつもりだよ。相手の一番強いのを奪うのって素敵だし、相手がこちらの強いのを奪おうとしたらもとに戻せるんだろ。6マナはかかるし1ターン待たなきゃならない。その上強いパーマネントを展開するのにも制限がかかるが、それでも効果は強力無比な可能性がある。どんなに扱いにくくても、能力は強いんだから密かに強いといいな。
《都市内の急使/Crosstown Courier》
構築1.0点
おいおい、こんなカード構築で使ったら急死しちまうよ。
リミテッド1.5点
2マナ域を埋めるのに必死なら、目的には十分だろう。本気のライブラリーアウトでも組まない限り、ライブラリーを削ったらそれで相手を倒すより活用カードが落ちるのが関の山。能力はほとんどの場合デメリット以外の何でもない。そうはいっても、とにかく何か序盤に展開せざるを得ないときもある。
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
構築3.0点
こういうのを待ってた。どんなカードでも《激動/Upheaval》に似てるのは一考の価値がある。こいつは《ハルマゲドン/Armageddon》的なことはしないが(むしろハルマゲドンぽくなくて良かったまである)、それでも凄まじく強力な効果だ。キッカーなし《乱動への突入/Into the Roil》と土地以外《激動/Upheaval》とが選べるのは素晴らしい。こいつを強く使うのに特別な工夫すら要らないと思う。序盤は相手の展開を遅らせ後半は全体除去として使えると、コントロールデッキでは八面六臂の活躍をしそう。それにビートダウンやテンポデッキでも、いやむしろその手のデッキでより一層 多くの人が指摘してるけど、《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》と組み合わせることすらできるから、青黒赤のグリクシスコントロールで後半相手の盤面を全くの更地にできるかもしれない。多様な使い方ができるし、カードパワーも高い。構築に影響するカードってのは、そういう特徴を持ってるもんだ。
リミテッド4.5点
柔軟性を評価してやってほしい。単なる7マナ呪文としてだけでもこいつは早めに取らなきゃならないのに、2マナでどうしても使わなければならないなら、そういう選択肢もあるんだ。相手のターン終了時に全軍バウンスしてやれば大体勝てるし、そんなぶっ飛んだカードに緊急の除去的な使い方もできるとくれば普通の2倍は強い。後は言わなくてもわかるね?
《払拭/Dispel》
構築2.5点
払拭も環境にあると嬉しい一枚だ。《強迫/Duress》みたいに、メインデッキには一枚たりとも入らないにしても、すっきりとした良カード。悪質なコンボを守るために使われさえしなければね(そうさ、大体いつも問題を起こすのはコンボなんだ)。でもこいつがメインから入るって考えは払拭しておきたい。インスタント中心の環境とはかけ離れてる模様だからね。
リミテッド0.5点
メインには絶対に入れない。でも、サイドボード候補としては明らかにいいね。4枚以上強いインスタントを見たら、あと2枚くらい持ってることは十分ありえるから、入れ替える先として申し分ない。
コメント
すいませんすいません。
勘弁してください。貼りつけてから修正するのはいつものことなんです。
でもご指摘ありがとうございます。
超過裂け目→ラクドスの復活は気付いてませんでしたが恐ろしい・・・
グリクシスコンが流行れば構築ではたびたび見ることになるかもしれませんね
考えるとかなり恐ろしいですよね。
まさかグリクシスが何でも処理できる時代が来たのか!?
裂け目とラクドスの復活は、どちらも単体でかなり強いのがまた、拍車をかけている気がします。