◆ 【翻訳】神々の軍勢 リミテッドレビュー 赤・黒 (by LSV)
Born of the Gods Limited Review – Black and Red
Luis Scott-Vargas, 2014年1月30日
http://www.channelfireball.com/articles/born-of-the-gods-limited-review-black-and-red/
Born of the Gods Limited Review – Black and Red
Luis Scott-Vargas, 2014年1月30日
http://www.channelfireball.com/articles/born-of-the-gods-limited-review-black-and-red/
《悪魔の皮の魂結び/Felhide Spiritbinder》
リミテッド4.0点
大体の戦闘を生き残れるくらいサイズがガッチリだし、次ターンになったら更に重い一撃をお見舞いだ。場に出たときの効果を計算に入れなくてもそれだよ。場に出るときの誘発能力まで出たら、相手の魂は粉々だろう。神啓は手をかけなくてもタップできる奴がいい。3/4というサイズは申し分ないね。
《炉焚きのドラゴン/Forgestoker Dragon》
リミテッド4.0点
どうもイカれた飛行生物は、対処しやすくするため、全部タフネスを4に設定してあるらしい。いいことだと思うよ。生きてターンが帰ってきたなら、相手には次ターンが無いようなものかも。敵軍をブロック不能にしたり、撃墜したり、その上毎ターン少なくとも5点はダメージが通る計算だ。
《性急な太陽追い/Impetuous Sunchaser》
リミテッド2.0点
大概のフォーマットでは使えるか疑わしいが、環境にどれだけ多くのオーラがあるか考えると(しかも火吹き能力をつけるオーラが複数ある)、赤い速攻デッキなら使うと言っても性急ではないだろう。とはいえ、無理にそんなデッキを追い求めないようにね。使うときは十分なサポートが必要だ。
《クラグマの解体者/Kragma Butcher》
リミテッド3.0点
3マナ2/3は取り立てて強くないが、ま、必要なこともあるからね。+2/+0修正がつくのは、《ハールーン・ミノタウルス/Hurloon Minotaur》と比べて随分な進歩だ。盤面には残ってくれるけど、2/3だと打点が足りないからね。
《稲妻の流弾/Lightning Volley》
リミテッド2.0点
唱える価値があるのは、唱えた段階で少なくとも3体クリーチャーがいるとき。ちょっとばかり状況に依存しすぎだ。強力なときはとことん強力だから、取って軽量クリーチャーデッキを作ろうとしても、後ろ指を指されることはないよ。ただ、デッキによっては全く不要なこともあるってことね。
《ニクス生まれのお調子者/Nyxborn Rollicker》
リミテッド2.5点
胡散臭いけど強い。授与がどれだけ優れているかがわかるってものだね。赤は黒よりもこういうカードの必要になる色で、《悪意に満ちた蘇りし者/Spiteful Returned》よりこっちのが好きなのはそのせいだ。《ドラゴンのマントル/Dragon Mantle》、《常炎の幻霊/Everflame Eidolon》、英雄的と、名前はふざけてるけど用途は広いよ。
《骨の神託者/Oracle of Bones》
リミテッド3.5点
こいつは面白い。貢納クリーチャーの中で唯一、秘匿情報があるカードなせいで、相手からすればどちらを選択するべきか瞬間的にわからない。コスト踏み倒しを選んで《一口の草毒/Sip of Hemlock》でも唱えられたら素晴らしい。方やもう一方は5/3速攻だ。大体踏み倒す方を選ばれると思うから、その想定でドラフトしよう(それと、思い通りにいかなくてガッカリするなよ。4マナ3/1速攻でも入らないレベルじゃないさ)。
《ファラガックスの巨人/Pharagax Giant》
リミテッド2.0点
5点ダメージとか貢納の中でも最弱の部類だから、使うなら前のめりにいこう。5点ダメージを気にするようなら、大成功とまではいかなくても中々だろう。
《憤怒の頂点/Pinnacle of Rage》
リミテッド3.5点
またソーサリーかよ!使い勝手はかなり振れ幅が大きそう微妙すぎたりぶっ壊れだったりするだろう。でも使う価値があるよ。うまくいかなかったとしても採用はできるし、ツボに入ったときの効果を考えるとコストに見合っている。
《無謀な歓楽者/Reckless Reveler》
リミテッド2.0点
2マナ2/1なら前のめりな赤いデッキに採用できる。まあ赤ければ前のめるでしょう。たまにアーティファクトをぶっ壊せて深い喜びに浸ることもできるだろうし。
《難題への挑戦/Rise to the Challenge》
リミテッド1.5点
クリーチャーでも除去でもないスペルには、あまり枠がない環境なんだ。単純に超強力なオーラが溢れてるからなんだがね。カードとしては問題ないんだけど、この環境ではどうしても他の選択肢に一歩譲る感じになってしまう。とはいえ、オーラが十分取れなかったときのバックアッププランとしては悪くないよ。
コメント
いつも大変参考になっています。
特に、次の2点については目から鱗でした。
「《層雲歩み》を相手の生物につけることで、相手のブロッカーを疑似的に除去できる(地上アタッカーの攻撃を通せる)」
「《槌の一撃》で2つとも自身の生物を対象にとることで、2体の英雄的を誘発できる」
さりげなく書いてありましたが、トッププレイヤーのすごさを感じました。
僕には、この翻訳記事がなけば絶対に気が付かないテクニックです。
ありがとうございました。
暖かいコメントありがとうございます。
確かにこの手の、カード記述やそれに伴うルーリングは、明示的に教えてもらわないと気づけないことがありますよね。
でもこういう知識の有無で結果が変わってしまったりするから、リミテッドは面白いし奥が深い。
いやホント、コメント嬉しかったです。やる気が出ますね。