【翻訳】神々の軍勢　リミテッドレビュー　緑・マルチカラー・アーティファクト・土地 (by LSV)　part4

2014年3月17日翻訳コメント (2)

◆　【翻訳】神々の軍勢　リミテッドレビュー　緑・マルチカラー・アーティファクト・土地 (by LSV)
　
　Born of the Gods Limited Review – Green, Gold, Artifacts, and Lands
　
　Luis Scott-Vargas, 2014年1月31日
　
　http://www.channelfireball.com/articles/born-of-the-gods-limited-review-green-gold-artifacts-and-lands/
　
　多色
　多色のカードだけど、評価は自分がその2色であること前提だと思ってくれ。どんなカードであれ、多色のカードは単色のカードと比べて、1パック目の1ピック目で取るにはリスクを伴う。だから、俺は同じ評価なら単色のカードを取るよ。自分がその2色になるって決まるまではね。
　
　

《彩色マンティコア/Chromanticore》
　俺がピックする確率100%
　リミテッド4.5点（唱えられたらこの点数）
　唱えられたら強力すぎるよな！5色のカードはいつだって冗談みたいなものだが、その中でもこいつはイカれてる。授与されたどんなクリーチャーをも《悪斬の天使/Baneslayer Angel》に変え、除去されても《悪斬の天使/Baneslayer Angel》が残るんだ。ちょいとばかり問題なのは、当たり前のことだが、そこらのデッキじゃ唱えるのは無理だし、唱えようとするべきでもないってことさ。俺は頑張るよ？でもデッキに入れようとするのは神話レアの出現確率並みに稀だろうさ。

《都市国家の神、エファラ/Ephara, God of the Polis》
　リミテッド4.0点
　クリーチャーになることが決してなかったとしても、毎ターンクリーチャーを出すたびにカードが引けるというのは実にすばらしい。多色の神は、単色の神に比べて顕現させるのがずっと容易だから、ピックの優先度もかなり上がるね。信心が7というのは大変だけど、すべてのパーマネントの色を数えるのはそれでも大きいさ。

《エファラの啓蒙/Ephara’s Enlightenment》
　リミテッド3.0点
　どのくらい再利用できるかわからないけれど、最低でも+1/+1に飛行がついてくる。悪くないね。回避能力のつくエンチャントを動かせるというのは、ついていて嬉しい能力だ。もっとも、オーラ特有の2:1交換を取られにいくというところは変わってないんだけどね。

《ゼナゴスの狂信者/Fanatic of Xenagos》
　リミテッド3.5点
　相手に4点の殴り込みをかける3マナ3/3とか、ファンになるね。こいつに書いてあるのはまずそういうことだし（即除去られない限りはね）。

《収穫の神、ケイラメトラ/Karametra, God of Harvests》
　リミテッド2.0点
　お前がワーストワンだ。重い上に能力はあまり意味がないときた。5マナでこいつを展開してから更にクリーチャーを出してるなら、追加で森を持ってきてもあまりありがたみはないだろう。緑白でパーマネント中心のデッキなら入るカードではあるけど、他の神みたいに素敵ではないんだよね。

《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》
　リミテッド4.0点
　俺は自分を守れるプレインズウォーカーが好きだし、カードを引かせてくれるプレインズウォーカーも好きだ。つまりキオーラも好きだ。ちょっとばかり身体が弱いけれど、最低でもカードを1枚は引かせてくれる。守りきることができれば奥義も遠くはないから、数ターンのうちにゲームにケリがつくはずさ。

《キオーラの追随者/Kiora’s Follower》
　リミテッド3.5点
　2/2というのは気兼ねなしに戦闘できるデカさ。これだけでもマナエルフとは違うところだけど、他にもあるんだ。こいつは自身以外どんなパーマネントでもアンタップできるから、お手軽に相手の攻撃の手を止められる可能性がある。早めに取っていいだけの多機能性といえるだろう。

《殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter》
　リミテッド4.0点
　クロックというのはこういうのを言うんだ。唱えられるや否や、対戦相手からすればちょうきせんを戦い抜くのが困難になってしまう。ダメージを与え続けていれば、能力だけでもかなりのもの、顕現することを考慮しなくても素晴らしい。

《欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception》
　リミテッド4.0点
　《蘇りしケンタウルス/Returned Centaur》と《記憶の壁/Mnemonic Wall》だけ取って生きていたいと思ったら、《欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception》が現れた。能力を使うための盤面こそ必要だけど、大した労力は要らない。頑張らなくても毎ターン6枚は削れるし、長期戦になったら2ターンくらいでライブラリーを削りきれるだろう。神々の軍勢が出る前、青黒コントロールをドラフトするのは好きだったな。フィナックスが現れたってことは、軍勢が入ってもきっと強いんだろう。

《憤怒売り/Ragemonger》
　リミテッド1.5点
　ミノタウルスが推しメン？憤怒じゃなくて握手券付きCDでも売ったらいいんじゃない？

《蒔かれたものの収穫/Reap What Is Sown》
　リミテッド3.5点
　たまに2体しか対象にとれないことがあったとしても強い。英雄的と使えよって書いてあるが、英雄的要素のない白緑でも（そんなものが存在するかは知らんけど）、《旅の準備/Travel Preparations》みたいな暴れっぷりを見せてくれるはずさ。

《静寂の歌のセイレーン/Siren of the Silent Song》
　リミテッド3.5点
　イケメンで有名な《知恵の蛇/Ophidian》にしては顔が残念だ。それでもこいつは知恵の蛇に他ならない。テーロスと共通して言えるのは、青黒の多色カードは強いってことかな。

《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》
　リミテッド4.0点
　ゼナゴスは歓楽ってものを心得てるじゃないか。自軍が速攻で殴り掛かれる上に、サイズへ大きなボーナスまで入るときた。プレインズウォーカーから神になってかなり強くなったね。そのプレインズウォーカーだって弱くはなかったんだが。