【翻訳】ニクスへの旅 リミテッドレビュー 黒・赤 (by LSV) - 黒
2014年4月28日 翻訳 コメント (2)◆ 【翻訳】ニクスへの旅 リミテッドレビュー 黒・赤 (by LSV)
Journey into Nyx Limited Review - Black and Red
Luis Scott-Vargas, 2014年4月23日
http://www.channelfireball.com/articles/journey-into-nyx-limited-review-black-and-red/
というわけでニクスへの旅レビュー、中盤戦だ。今週はリミテッドの評価をして、それが終わったら来週構築の評価をしていくよ。こうすればプレリリースまでにレビューを出せるし、構築にどんな影響があるかも考えられるからね。
前回のレビューを見逃していたら、こちらからどうぞ
白・青
http://www.channelfireball.com/articles/journey-into-nyx-limited-review-white-and-blue/
(上記記事拙訳)
http://misdirection.diarynote.jp/201404232200146217/
http://misdirection.diarynote.jp/201404242012351917/
前回同様、点数付けはこんな具合だ:
黒
黒のコモントップ3
3.《ファリカに選ばれし者/Pharika’s Chosen》
2.《夢の饗宴/Feast of Dreams》
1.《血に狂った重装歩兵/Bloodcrazed Hoplite》
黒は中々いいコモンに恵まれてるね。《破滅の刃/Doom Blade》にかなり近い除去が2番手、とても前のめりな英雄的クリーチャーと僅差での2位だ(そして3位には《剣を鍬に/Swords to Plowshares》が)。新しいセットが出るにつれ、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》の枚数も減るから、黒は弱くなってるけど、それでも踏みとどまっていると思う。
Journey into Nyx Limited Review - Black and Red
Luis Scott-Vargas, 2014年4月23日
http://www.channelfireball.com/articles/journey-into-nyx-limited-review-black-and-red/
というわけでニクスへの旅レビュー、中盤戦だ。今週はリミテッドの評価をして、それが終わったら来週構築の評価をしていくよ。こうすればプレリリースまでにレビューを出せるし、構築にどんな影響があるかも考えられるからね。
前回のレビューを見逃していたら、こちらからどうぞ
白・青
http://www.channelfireball.com/articles/journey-into-nyx-limited-review-white-and-blue/
(上記記事拙訳)
http://misdirection.diarynote.jp/201404232200146217/
http://misdirection.diarynote.jp/201404242012351917/
前回同様、点数付けはこんな具合だ:
5.0点 強すぎる神いわゆるゴッド。《群れネズミ/Pack Rat》、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
4.5点 素晴らしい爆弾レアだが、対処不能というほどでもない。《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater》、《超音速のドラゴン/Hypersonic Dragon》
4.0点 優秀なレアや、それに比肩し得るアンコモン。《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》、《ヴィトゥ=ガジーのギルド魔道士/Vitu-Ghazi Guildmage》、《混沌のインプ/Chaos Imps》
3.5点 トップコモンや強力なアンコモン。《稲妻の一撃/Lightning Strike》、《雨雲のナイアード/Nimbus Naiad》、《屑肉の刻み獣/Dreg Mangler》
3.0点 ほぼデッキに入る良カード。《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad》、《本質の散乱/Essence Scatter》
2.5点 まず抜けることのないカード。《国境地帯のミノタウルス/Borderland Minotaur》、《死の歓楽者/Dead Reveler》
2.0点 数合わせでデッキに入る。でもたまに抜けるカード。《蛮族の血気/Savage Surge》、《前兆語り/Omenspeaker》、《武器庫の護衛/Armory Guard》
1.5点 頭数の水増し。入るかどうかは半々くらい。《鋤引きの雄牛/Yoked Ox》、《長屋壊し/Tenement Crasher》
1.0点 数合わせとしても役不足。ほぼ入らない。《迷宮での迷子/Lost in a Labyrinth》、《無視/Pay No Heed》
0.5点 ギリギリデッキに入るかどうかなカード。もしくはサイドボード用カード。《瓦礫の調査/Survey the Wreckage》、《天界の粛清/Celestial Purge》
0.0点 役立たず。《市内捜査/Search the City》、《伏魔殿のピュクシス/Pyxis of Pandemonium》
黒
《エレボスの代行者/Agent of Erebos》
リミテッド1.0点
相手が墓地でこねくり回してるようなら、サイドボードしてはまあまあ使えるだろう(効果てきめんではないにしろね)。メインデッキに採用するほど見るものはないし、とってもサイドボードが豪華になるわけじゃない。
《ゴルゴンの血/Aspect of Gorgon》
リミテッド1.5点
ことオーラに関しては、ちょいと食傷気味でね。テーロスブロックでは、どいつもこいつも授与できるクリーチャーになってるか、もしくはキャントリップがついている。というわけでそのどちらでもない《ゴルゴンの血/Aspect of Gorgon》はどうしても比較すると霞んでしまう。カード自体の効果は強いんだけど、他のアドバンテージを失わないカードを差し置いて採用しなければならないわけだ。デッキ内でのこういうカードの枠は激しい競争に晒されているからね。他の環境よりも厳しめにならざるを得ないってわけさ。しかも、この手のカードこそまさに、戦闘中剥がされると危険な奴だ。みんながメインからエンチャント除去を入れている環境だから、その手の大参事が起きやすいのさ。
《血に狂った重装歩兵/Bloodcrazed Hoplite》
リミテッド3.5点
単体で強いだけでなく、相手への干渉手段としても実に有効だ。どんな英雄譚にも立ちはだかる敵が必要なものだろう。こいつはさぞかし名悪役になりそうだ。
《脳蛆/Brain Maggot》
リミテッド3.0点
一時的な《思考囲い/Thoughtseize》みたいなものだが、構築と比べると「一時的」の長さが違う。どんなデッキも即除去を使えるというわけにはいかないから、こいつが一切死ぬこともないってゲームも多いだろう。もっともその間戦闘はあんまりできないだろうけど。インスタントを引っこ抜くときは注意しよう。相手が嫌なタイミングで蛆を割ってきそうだからね。
《闇への投入/Cast into Darkness》
リミテッド2.0点
何回も言った気がするけど、相手のクリーチャーが小粒であることを前提にした除去は、この環境だと当てにしづらい。これを使えば少なくともブロックはできなくなるから、前のめりなデッキでは採用する理由として足るかもね。
《残忍な食餌/Cruel Feeding》
リミテッド2.0点
《殺し屋の行動/Cutthroat Maneuver》は決して強くなかったが、少なくともタフネスが上がった。ダメージレースには大きく貢献するし、1マナで唱えられるから英雄的を誘発させるのも現実的だが、青や白の奮励と比べるとちょっとね。
《エレボスの指図/Dictate of Erebos》
リミテッド4.5点
《墓穴までの契約/Grave Pact》と比べてみて、瞬速がついたのはかなりの強化だ。もとの《墓穴までの契約/Grave Pact》からして超強力なカードなのにね。どんなクリーチャーでも、相手のクリーチャーと交換になるのは素晴らしい。しかも無数の1:2交換を取りつづけられるだろう。クリーチャーが貧弱だとかで評価を下げざるを得ないときもあるだろうけれど、初手これを取ったら、クリーチャーが弱いとか起きそうにないもんだ。開けたパックにこれがあったら、軽いクリーチャーを数多く確保するだけで簡単マジック。そう難しくはないはずだ。
《破滅喚起の巨人/Doomwake Giant》
リミテッド4.5点
《虐殺のワーム/Massacre Wurm》(リミテッドで5.0点がつく奴といえば、こいつもいた)とまではいかないけれど、こいつは実際大したものだ。マナレシオもいいし、場に出た時の能力も無視できない。星座はゲームが展開するに従って誘発し続けるしね。
《戦慄運びのランパード/Dreadbringer Lampads》
リミテッド2.5点
コストの割にガタイは貧弱だが、まあ使えなくはないかな。場に出たときにクリーチャーをブロックされにくくして、その後のゲーム中も、疑似回避能力を付与し続けられる。あまり誘発しなさそうと思ったら抜いていいけれど、エンチャントが2,3枚あれば5マナ圏として十分だよ。
《全希望の消滅/Extinguish All Hope》
リミテッド4.0点
普通、重たい《神の怒り/Wrath of God》は、リミテッドだと構えているのがバレやすいもんで好きじゃないんだが、こいつに限ってはこちらが得になる全体除去として使えるんじゃないかと希望を持ってる。クリーチャー・エンチャントをマナカーブに沿って展開すれば、相手に悟られず戦線を構築できて、理想的には6ターン目に相手だけ盤面を更地にしてしまうことが可能だ。
《夢の饗宴/Feast of Dreams》
リミテッド3.5点
まず間違いのない除去。絶対確実ではないから、夢にまで見た除去というわけにはいかないけどね(《ネシアンのアスプ/Nessian Asp》の前でもじもじしそう)。サイドアウトすることもあるだろうけど、メインデッキに入れて十分強いと思う。相手のデッキ内容がよく分かってから考えるくらいでいい。
《悪魔の皮の石化使い/Felhide Petrifier》
リミテッド3.0点
他のミノタウロスに接死がつかなくても、3マナのミノタウロスとしては標準的なスペックだ。接死をつけるものの例に漏れなく、戦闘中に除去られないように気をつけよう。単なる3マナ2/3として扱ってもまあまあ嬉しいかな。
《回帰の泉/Font of Return》
リミテッド2.5点
中速~遅い黒のデッキなら1枚は入れたいと思えるカードだ。カードを3枚引いてるようなものだからね。遅いし、消耗戦の後でないといけないけど、こういうカードで終盤戦のプランを持っておくのは好きだな。
《節くれの傷皮持ち/Gnarled Scarhide》
リミテッド3.5点
普通に出して良し、授与に良し、つまり強い。君が死ぬまで殴るのをやめないといった面持ちだ。最序盤から殴りに行けるなら、ブロックできないとか気にすることはないしね。それに、後半授与することでブロックさせない効果を作れるのも、ささやかながら嬉しい。実際たまに相手につけることはあると思う。
《厳かな守護者/Grim Guardian》
リミテッド2.5点
勝ちにつながる能力のついた《角海亀/Horned Turtle》だって?乗った!学者と違って勉強不足なのか、こちらのライフは増えないけど、それでも地上をガッチリとめながらプレッシャーをかけれるのは中々結構だ。
《黄金の呪いのマカール王/King Macar, the Gold-Cursed》
リミテッド3.5点
フレイバー1.0点
まず大切な話をしよう。ミダース王の寓話がどれだけ再現されているかって話ね。物語のキモは、王の触れるもの全てが黄金に変わるが、その力を止めることができず、食物、家族、友人などを黄金に変えてしまうというところだった。パッと見、マカール王も同じ能力がついているように見える。でもよく見ると、「~てもよい(may)」という一節がついているんだ。王様自身を含めて、自分のクリーチャーを強制的に黄金にしなくて済む方がゲーム的に有利じゃないか、とかそういうことを言ってるんじゃない。事実、強制だったら酷いことになるけど、フレイバー的には減点だ(元ネタがポップスとかならともかくね)。
ゲーム的には、黄金のように輝く強さ。死なないように戦闘をさせるのは少し骨だけど、2/3なら序盤の数ターンは生き延びられるだろう。後半は色々使ってやればいい。マカール王が取れたら、タップ用に何か入れてみるだけの理由になるだろう。これだけのために《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》を入れるとまではいかないが、《撤回のらせん/Retraction Helix》なんか申し分ないね。
《饗宴の主/Master of the Feast》
リミテッド3.5点
こいつは凄まじい性能だけれど、殴りデッキに適当にて入れて、大暴れしてくれるのを期待するのはやめた方がいいだろう。強力なカードではあるけれど、比較的速やかに相手を倒せないのなら、こいつのデメリットはかなり危険が伴う。15点くらいダメージを当てた後、《解呪/Disenchant》されてしまったら、そこから何とかできるような殴りデッキでない限り、かなり不利に立たされてしまうだろう。抜いたほうがいいゲームもある。そうは言ってみたものの、3ターン目に5/5飛行を出せるのは抗いがたいし、使っているデッキが弱いなら、こういう上手くいった時の強さが凄いカードを入れておくといいものさ。
《悪夢のような末路/Nightmarish End》
リミテッド3.5点
-3/-3修正を与えられればかなり満足。心配しなきゃならない相手は大体何でも倒せるだろう。効果が頼りなくなる後半戦こそ、巨大なクリーチャーに立ち向かうことを強いられるんだよな。まったくおかしい。でもデッキに1,2枚これが入っているなら、土地を出さずに手札に抱えておくことを真剣に考えるべきだろう。
《ニクスの注入/Nyx Infusion》
リミテッド3.0点
プラスもマイナス修正も、そう能率は良くないが、最大の欠点はそこじゃない。除去したい相手が除去できなかったり、強化したいクリーチャーを強化できないときがあるってことだ。もっとも、全く使い道がないなんてゲームはないと思うけどね。あまり自軍につける先が無いようなら、相手が出してくるカードを覚えておこう。サイドボードに下げることも検討する必要のあるカードだからね。
サイドボードについて
リミテッドにおけるサイドボーディングの重要性は、いくら強調してもし足りない。前にも話したと思うけど、もう1回話しておくことにするよ。明らかな「飛行クリーチャーに対して《垂直落下/Plummet》を入れる」とかに加えて、相手のクリーチャーに対してこちらの除去がどう刺さるかも見極めなくちゃならない。除去の中でも限定的な《ニクスの注入/Nyx Infusion》みたいなカードは、抜けることも十分あり得るのに、抜くことを考えもしない人が多い。また一方で、滅多にないことではあるけど、相手の使ってくる特定の除去に特に弱いクリーチャーがいれば、サイドアウトすることもある。《破滅の刃/Doom Blade》がきくクリーチャーが3体しかいないなら、全部サイドに落とすとか、決まると痛快だぜ。仮にその3枚が優秀だったとしてもね(悪くとも、採用に値する入れ替え先があるって前提だよ)。使わないカードはたくさんあるんだ。特にシールドではね。黒に除去が2枚、赤に除去が3枚とかあったとき、相手のクリーチャーを最初のゲームで見てから完全に色を変えるとかちょいちょいやるよ。
《ファリカに選ばれし者/Nyx Infusion》
リミテッド3.0点
デカいクリーチャーを叩きつけるという、壮大な計画を練る緑……もとい黒は、軌道に乗るまでちょっとした支えが必要だ。こいつはまさにぴったり。攻撃性能は大したことがないし、飛行にも無力だけど、1マナに何でもかんでも求めることはできないからね(《菅草の蠍/Sedge Scorpion》は過小評価だったかもしれない。奴はテーロスの《剣を鍬に/Swords to Plowshares》と呼ばせてもらおう)。緑の蠍ほど重要じゃないけど、序盤の抑止力があるのはいつだって嬉しい。
《蘇りし歓楽者/Returned Reveler》
リミテッド1.5点
《ルーメングリッドの管理人/Lumengrid Warden》が必要なら、こいつを入れてみても。ライブラリーを3枚ずつ削るのはそこまで意味のある能力じゃないけど、《死者再生/Raise Dead》的な効果があれば、相手より微有利に立てるかもしれない。それだけをあてにして使ったりはしないけど。
《蘇りし者の儀式/Ritual of the Returned》
リミテッド2.0点
でっかいクリーチャーが入っていれば、4マナで4/4以上になるけれど、まずそのデカいクリーチャーを引いて、そのクリーチャーが死ぬ必要があるんだよね。かなり状況を選ぶし、しかも別にマナコストが軽いわけじゃない。相手の攻撃してきたクリーチャーを待ち伏せするのが、正しいこれの使い方だと思う。少なくとも3/3以上のサイズが期待できて、カード1枚を奇襲で刈り取れるなら、使ってみようという気になるよ。デッキは選ぶけどね。
《腐敗した大男/Rotted Hulk》
リミテッド1.5点
この大男は出来損ないだ。食べられないよ(腐敗してるし)。
《信者の沈黙/Silence the Believers》
リミテッド4.5点
入信待ったなし。どんなクリーチャーでも授与ごと綺麗に除去してしまえる上、たったの3マナを気が済むまで追加で払えば、相手の陣営を薙ぎ払ってしまうことができる。7マナで使われるのが一番多いんじゃないかと想像してるけど、4マナでも7マナでも10マナでも、あるいはもっと非現実的な数値でも、とにかく唱える側でいたいものだね。
《悪意ある一撃/Spiteful Blow》
リミテッド3.0点
《一口の草毒/Sip of Hemlock》で2点のダメージを与えるより、土地をぶっ壊す方がいいな。どちらにせよ、使いやすい除去だし、イラストの選択も中々イカしてる。環境によって間に合っていないこともあるけど、テーロスでは巨大な怪物たちを倒さないといけないから困らないね。
《押し潰すヒル/Squelching Leeches》
リミテッド2.5点
同じ点数のカードと比べて採用頻度は低いと思うけど、こいつを入れるようなデッキで使えば、かなり強いだろう。採用するなら沼が10枚以上は欲しい。そして当然、デッキの沼の数は多ければ多いほどいい。デッキによってはデッキ内最強のカードがこれということもあるだろう。遅めにとれたなら、黒単を目指して壮大な夢を見るのもいい。
《精神感化のラミア/Thoughtrender Lamia》
リミテッド1.5点
後半になってからカードを1,2枚捨てさせるのはそれほど嬉しくはない。6マナ5/3というサイズも感激するものではない。カードとして見ると悪くはないけど、あっさり抜けるね。
《苛まれし思考/Tormented Thoughts》
リミテッド1.0点
《機知の終わり/Wit’s End》さながらに、相手の手札を空にできるようなクリーチャーがいる頃には、効果がどれだけあるか疑わしいものだ。全てがご都合的に展開すればぶっ壊れだが、こちらに巨大なクリーチャーがいて相手は手札をたんまり抱えているってのは、ちょっと限定的すぎやしないか。遅いデッキ相手のサイドボードとしては結構いいと思うんだが、メインに入れるカードではないね。
《最悪の恐怖/Worst Fears》
リミテッド1.5点
強力この上ない効果とはいえ、これが強く使えるような状況は、躊躇いなく8マナのカードを投入できるほど多くお目にかかれない(俺の上限は7マナだ)。相手の攻撃クリーチャーを倒せるような盤面を構築してあればいいけど、それならわざわざこれを使わずとも、盤面に加えて6マナくらいの呪文があれば十分に勝てるだろう。もしくは、相手の手札に除去が温存してあれば使う気が起きるかも。どちらもよくあることじゃない。なんちゃってね。皆きっと使いたがるだろうし、手札で腐ったり、単なる《濃霧/Fog》だったりするときよりも、これを使って勝ったゲームが強烈に印象に残るだろう。後半を意識するマッチアップでは強いけど、どうせなら確率の高い場合を考えるべき。軽いところと違って、8マナのカードを投入するなら、かなり強固な正当化が必要になるからね。
黒のコモントップ3
3.《ファリカに選ばれし者/Pharika’s Chosen》
2.《夢の饗宴/Feast of Dreams》
1.《血に狂った重装歩兵/Bloodcrazed Hoplite》
黒は中々いいコモンに恵まれてるね。《破滅の刃/Doom Blade》にかなり近い除去が2番手、とても前のめりな英雄的クリーチャーと僅差での2位だ(そして3位には《剣を鍬に/Swords to Plowshares》が)。新しいセットが出るにつれ、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》の枚数も減るから、黒は弱くなってるけど、それでも踏みとどまっていると思う。
コメント
腐っても美味しんぼ