【翻訳】運命再編より独占カードプレビュー 《Palace Siege》 by LSV
◆ 【翻訳】運命再編より独占カードプレビュー 《Palace Siege》 by LSV
 
 Exclusive Fate Reforged Preview - Palace Siege
 
 Luis Scott-Vargas, 2014年12月30日
 
 http://www.channelfireball.com/home/exclusive-fate-reforged-preview-palace-siege/
 
 言ってなかったかもしれないが、俺は「包囲」とつくカードをプレビューするのに目がなくてね。今日のお題はサイと違って、包囲する側でなくて包囲される側の宮殿だ。こいつはちょっとばかり抜けるのが難しいぜ。
 
 Palace Siege
 
 2つのかなり異質なモードがセットになっているけど、これは良し悪しだね。柔軟なカードは強いのが常とはいえ、選択肢の2つで推奨される使い方がそれぞれ相当に異なるとなると、両方のモードを最大限に活用するのは困難。Palace Siegeの場合、モードは2つとも十分に強力だから、問題は入るデッキだ。両方のモードを使うデッキ、もしくはどちらか一方のモードをどうしても使いたい、というようなデッキを居場所として探すことになるだろう。
 
 カンのモードは、包囲でも消耗戦ということだろうか。毎ターン《死者再生/Raise Dead》をやり込めるのは中々難しい。最近は場に出た時点で仕事するクリーチャーに不自由しないしね(「包囲」って名前のついてるどっかの動物を筆頭にね)。《エレボスの鞭/Whip of Erebos》デッキによって、この種の戦略の有用性は既に証明されてるけれど、Palace Siegeの場合、鞭の絆魂と引き換えに釣ったクリーチャーが場に残ってくれる。鞭より優れた点になる可能性もあるだろう。エレボスの鞭に対する反発として、《消去/Erase》や《再利用の賢者/Reclamation Sage》だらけなスタンダードの現状は、Palace Siegeの舞台としておあつらえ向きではないと思うけど、テーロス・ブロックがローテーション落ちして、鞭戦略が下火になったら結構いけると思う。エレボスの鞭そのものがスタンダード落ちしたら、鞭の後釜にPalace Siegeのカンのモードは最適だと思う。
 
 ドラゴンのモードを見ると、こちらはドラゴンの常。ゲームを終わらせにかかるモードだ。毎ターン2点の削りはライフを詰めるのに最適だし、こちらが2点ゲインするのもオマケとしては守備的に嬉しい。盤面でダメージが通らないように固められてしまっても、Palace Siegeで最後の6~8点くらいを削りきるというのは中々名案じゃないかな。どれだけ守りを固めてもドラゴンのモードから逃げられない様は、フレイバー的にもまさに包囲という感じが出ていて大変によろしい。それに運命再編の包囲サイクルの例に漏れず、ゲームが長引けば長引くほどより効力を発揮する。ドラゴンのモード目的で使うデッキの場合、エンチャントはデッキ全体でPalace Siege1~2枚以外入らないだろうから、ドラゴンのモードの方がエンチャント除去には耐性がありそう。前のめりなデッキを相手にするとき、Palace Siegeを処理するためだけに、エンチャント除去をサイドから投入したくはないしね。
 
 ほとんどのデッキにとって、Palace Siegeはどちらか片方のモード目的で入れるカードだろうけれど、当初の予定と違うモードで使うことも普通にあると思う。Palace Siege、《包囲サイ/Siege Rhino》《包囲戦法/Siegecraft》に他の包囲サイクル、どれを使っても世はまさに大包囲時代だ!
 
 
 
 LSV

コメント

ジオン軍
2015年1月1日15:38

これと灰色商人だけで勝てるまであるだけにマナ域の被りが惜しい
1黒黒黒とかだったら文句なしだったのに・・・・
あと100万Hitおめ

Taku
2015年1月1日21:16

> ジオン軍さん

なんという墓穴までの契約。
灰色商人出してドレインして道連れして回収して……
ありがとうございます!

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