【翻訳】タルキール龍紀伝 リミテッドレビュー 白 (by LSV) 後編
2015年3月18日 翻訳◆ 【翻訳】タルキール龍紀伝 リミテッドレビュー 白 (by LSV)
Dragons of Tarkir Limited Set Review – White
Luis Scott-Vargas, 2015年3月16日
http://www.channelfireball.com/home/dragons-of-tarkir-limited-set-review-white/
白のコモントップ5
5.《まばゆい神盾/Glaring Aegis》
4.《砂嵐の突撃者/Sandstorm Charger》
3.《砂造形の魔道士/Sandcrafter Mage》
2.《霧蹄の麒麟/Misthoof Kirin》
1.《平和な心/Pacifism》
1~4位は全て、ビートダウンでもコントロールでも有用だ。攻めにも守りにも回れるというのがまさに、上位に名前を連ねる理由にもなっている。でも、普通のクリーチャーより、《まばゆい神盾/Glaring Aegis》や《巧みな機動/Artful Maneuver》を優先するデッキもきっと多いはず。同様にコントロール路線なら《不朽の勝利/Enduring Victory》なんかが重要になってくるし、《オジュタイの学徒/Student of Ojutai》も評価を上方修正してやりたい。同じ白でも、色々なデッキを作る材料が揃ってるのは嬉しいところ。ドラフト中、どっちへ舵を切るか考えるのはきっと面白いぜ。
次は青。今日の白と合わせてオジュタイの全体像が見えるが、さてどうなるかな。
LSV
Dragons of Tarkir Limited Set Review – White
Luis Scott-Vargas, 2015年3月16日
http://www.channelfireball.com/home/dragons-of-tarkir-limited-set-review-white/
《オジュタイの語り部/Orator of Ojutai》
リミテッド1.5点
使えるかどうかは、とある1点のみにかかっている。語らなくても何のことかは察してもらえると思う。語るべき存在なくしては、デッキの枠を割く価値がない。入れるなら例のヤツが4枚は欲しい。前のめりなデッキ相手なら、仮にドローできなくても入れていいかもしれないけどね。サイドボードとしては使えるし、コントロールならドローの確率とか関係なく投入するだろう。でも白の他の、殴る気満々のカードとは水が合わないか。
《平和な心/Pacifism》
リミテッド3.5点
2マナ除去がコモンに帰ってきた!クリーチャーを除去して盤面を平和にしよう。どんなデッキで使っても素晴らしい。あと、コモンに平和な心がある以上、エンチャント除去をサイドボードに確保しておくのが重要になったといえるだろう。
《深遠な旅/Profound Journey》
リミテッド1.5点
7マナといえばフィニッシャー級なわけだが、唱えるたび勝てるような印象は受けない。1枚で2度美味しいのは確かだが、それも既にデカいクリーチャーを出して、更にそのクリーチャーが倒された後の話だ。マナカーブのトップに置くカードとしては残念な出来。フィニッシャーに他の候補があるんなら、素直にそっちを採用したらいいんじゃない?
《光輝の粛清/Radiant Purge》
リミテッド0.5点
的になるカードが複数枚ある相手は多くないと思う。なのでサイドボード用以外の何物でもない。多色で危険な奴らを2枚以上見たら入れよう(そもそも多色のカードは大体危険だし)。でも、メイン採用を正当化できるほどではないだろう。
《補給/Resupply》
リミテッド1.5点
コントロールデッキなら、補給はいくらあってもいい。でも殴るデッキなら要らない。補給が欲しいと思うようなデッキが組めるなら、多分周りは手を出さないだろうしね。第一、俺以上に補給を欲しいと思うヤツなんていないと思う。盤面を固めた後、即死圏内から逃れるのにいい感じだ。それ以上でもそれ以下でもない。
《砂造形の魔道士/Sandcrafter Mage》
リミテッド3.0点
コントロールだろうがビートダウンだろうが、白くてこいつが入らないなんて状況が想像できない。マナレシオ的に、鉄板の3マナ3/3にほぼ等しいからそれだけで優秀だけど、盤面の状況次第で更に有利な状況を作り出すこともできそうだ。
《砂嵐の突撃者/Sandstorm Charger》
リミテッド3.0点
《氷河の忍び寄り/Glacial Stalker》が帰ってきた。今回は素出しが1マナ軽い代わりに、表で出すとサイズは一回り縮んでしまう。だからできれば変異経由で出したいところだし、実際変異で使うことが多いと思う。+1/+1カウンターとシナジーもあるしね。
《鱗の祝福/Scale Blessing》
リミテッド1.5点
最悪でも+2/+2になるとはいえ、それだけじゃ4マナの呪文としては今一つ。他にカウンターの乗ったクリーチャーにも恩恵があることまで入れてもそこまでではない。コンバットトリックが他になければ入れていいと思うけど、同じ役割ならコモンの強化呪文の方が優秀だと思う。
《荒野の確保/Secure the Wastes》
リミテッド4.0点
それぞれは1/1でしかなかったとしても、集団で横に並びだすのは怖い。5以上とかで唱えられたら失神モノ。X=2とかで唱えなければならないときもあるだろうけど、こうやって小回りがききつつ、全力で撃つこともでき、タッチも容易なんだ。本当に柔軟でいいカードだよ。
《盾皮のドラゴン/Shieldhide Dragon》
リミテッド3.0点
このサイクルは大変異コストがかなり重たいけれど、採用するだけの価値はあると思う。あまり勿体ながらずに3マナ2/2で出してしまっていい。それでもし生き残ればバケモノになる。4/4飛行絆魂は冗談みたいなスペックだし、マナカーブの頂点に居座りつつ、状況に合わせて3マナクリーチャーで出せるというのは嬉しいところ。ドラゴンという部族に拘って集める必要はないけれど、もし他にもドラゴンがいたら中々愉快だろう。
《絹包み/Silkwrap》
リミテッド3.0点
小粒なクリーチャーを狙い撃ちにするより、大物を倒せる方が重要なことが多いが、劣化《停止の場/Suspension Field》だとしてもまだまだ十分強い。《平和な心/Pacifism》の方が欲しいところだが、こちらもそう流さないと思うな。
《豪腕の修道士/Strongarm Monk》
リミテッド2.5点
4/4《栄光の頌歌/Glorious Anthem》は実に強力。活躍できるようにデッキを組んでやれば、栄光の頌歌そのものように振舞えるはずだ。確かに多くの場合、相手のターン中まで隙なく強化とはいかないだろうが、それでも依然として強力。出して除去られずにターンが返ってきたらこっちのものだろう。クリーチャーの頭数を十分揃えると尚良いが、誘発条件とは競合する。上手くバランスを取ってやろう(クリーチャー14、呪文8みたいにね)。
《オジュタイの学徒/Student of Ojutai》
リミテッド2.0点
まさに守るのにうってつけ。俺は守備的に立ち回るのが好きだから、学徒を立たせてドローと除去を構えるのは是非やってみたい。他の前のめりなカードの相性はまだ分からないが、ビートダウンでも2/4というサイズは十分採用できる。毎ターン2~4点のライフを得るのは、ダメージレースでかなりの差になる。
《陽焼の執政/Sunscorch Regent》
リミテッド4.0点
5マナ4/3飛行というだけで弱いはずがないし、存在感のある能力もついてて言うことなし。それにしてもこいつ、3点除去とか撃たれそう。誘発能力のせいでガッカリすることになるから、これを読んでいる皆はやらないようにしよう。
《正義のうねり/Surge of Righteousness》
リミテッド0.5点
優良サイドボード要員だが、それでもベンチなのには変わりない。色対策の中でも特に強力な部類だから、カードが足りてるようなら、メインをほんの少し強化する2点とか2.5点みたいなカードより優先して取っていいと思う。色の合う相手には目に物見せてやろう。
《領空のロック/Territorial Roc》
リミテッド1.5点
1/3飛行が欲しいときもある。多くはないだろうけど、そんなこともあるだろう。かなり守勢寄りのカードだから、お声のかかるデッキは多くないと思う。だから無理して取るようなカードではないよ。領空を犯されても、つっつくのが精々だからパワーが1しかないんだろうな。
白のコモントップ5
5.《まばゆい神盾/Glaring Aegis》
4.《砂嵐の突撃者/Sandstorm Charger》
3.《砂造形の魔道士/Sandcrafter Mage》
2.《霧蹄の麒麟/Misthoof Kirin》
1.《平和な心/Pacifism》
1~4位は全て、ビートダウンでもコントロールでも有用だ。攻めにも守りにも回れるというのがまさに、上位に名前を連ねる理由にもなっている。でも、普通のクリーチャーより、《まばゆい神盾/Glaring Aegis》や《巧みな機動/Artful Maneuver》を優先するデッキもきっと多いはず。同様にコントロール路線なら《不朽の勝利/Enduring Victory》なんかが重要になってくるし、《オジュタイの学徒/Student of Ojutai》も評価を上方修正してやりたい。同じ白でも、色々なデッキを作る材料が揃ってるのは嬉しいところ。ドラフト中、どっちへ舵を切るか考えるのはきっと面白いぜ。
次は青。今日の白と合わせてオジュタイの全体像が見えるが、さてどうなるかな。
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