◆ 【翻訳】スタンダードデッキの手引き 4色《先祖の結集/Rally the Ancestors》
 
 Standard Deck Guide – 4-Color Rally
 
 By Matt Nass 2015年10月19日
 
 http://www.channelfireball.com/articles/standard-deck-guide-4-color-rally/
 
 プロツアー・戦乱のゼンディカーでは、4色《先祖の結集/Rally the Ancestors》を使う予定だ。まだデッキリストは動かす余地がないところまで詰めてないけど、これを書いている今(プロツアー前日だ)はこんな形だ:
土地
 4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
 4:《進化する未開地/Evolving Wilds》
 4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
 2:《窪み渓谷/Sunken Hollow》
 1:《大草原の川/Prairie Stream》
 2:《梢の眺望/Canopy Vista》
 1:《沼/Swamp》
 1:《島/Island》
 1:《平地/Plains》
 1:《森/Forest》
 
クリーチャー
 4:《シディシの信者/Sidisi’s Faithful》
 4:《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
 4:《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter》
 3:《不気味な腸卜師/Grim Haruspex》
 4:《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》
 4:《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》//《束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound》
 4:《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》
 
呪文
 4:《集合した中隊/Collected Company》
 4:《先祖の結集/Rally the Ancestors》
 
サイドボード
 3:《残忍な切断/Murderous Cut》
 4:《ジャディの横枝/Jaddi Offshoot》
 1:《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
 3:《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》
 4:《払拭/Dispel》

 
 ゲームプラン
 
 このデッキは、ジェイスや《集合した中隊/Collected Company》を使って、盤面に墓地にとクリーチャー(カード)をばら撒く。そして《先祖の結集/Rally the Ancestors》でトドメを刺すデッキだ。前環境の結集デッキと違い、一撃必殺奥義で相手を倒すわけではないが、《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》を使って相手のライフを吸い尽くす。《不気味な腸卜師/Grim Haruspex》のドローと《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter》の占術で掘れば、1回の先祖の結集から連鎖することだって難しくない。あとたまに、巨大な《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》で殴り切ったりもすることもある。ブロッカーを並べてくる相手だと難しいが、《シディシの信者/Sidisi’s Faithful》で鞘虫を通したりできる。
 
 シディシの信者とかいう名前がさりげなく出てきたけど、おそらくプロツアーでこんなクリーチャーを使おうなんて人はそういないだろう。シディシの信者を入れようというのは、デンヴァーで調整していたときにマイケル・ジェイコブ(Michael Jacob)から出された提案で、実際素晴らしいアイディアだった。《シディシの信者/Sidisi’s Faithful》は軽くて守るに固いクリーチャーで、大きくテンポを稼ぐことができる。不気味な腸卜師がいれば濫用はドローに変換できるし、《エルフの幻想家/Elvish Visionary》を出しなおしたりするのにも使える。集合した中隊との組み合わせも旨い。戦闘中にバウンスで相手を驚かしてやると、してやった感が味わえること請け合いだ。
 
 このデッキを回すのはちょっとややこしいけれど、他のコンボデッキと比べるとそこまででもない。コンボを使ってみたいけれど、操縦が難しそうで気乗りがしないというのなら、入門用にいいかもしれない。
 
 目指すことは3つあって、まず一つは生き延びること。このデッキはあまり速くないので、すべての準備が整うまで十分時間を確保するのが不可欠だ。二つ目に、必要なクリーチャーを見つけること。コンボするには《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》が1番重要で、2番に《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》だ。《不気味な腸卜師/Grim Haruspex》は結集を連鎖させるには便利だが、地下墓地の選別者でだって同じ役割は果たせる。最後に一番大事なこととして、先祖の結集を引くこと。このデッキは構成上、結集を唱えずに勝つのは難しい。クリーチャーを揃えたら、占術なりドローなりを繰り返して結集を探そう。唱えて、勝とう。
 
 カード同士の相互作用について
 
 ・《先祖の結集/Rally the Ancestors》はジェイスとの相性が若干微妙。というのも先祖の結集は解決すると追放されてしまうので、ジェイスでフラッシュバックすることができあい。幸運なことに、打ち消されたり《強迫/Duress》なんかで抜かれた結集は墓地へ行く。それに追放されてしまうとはいえ、結集が解決したのなら、フラッシュバックせずに大体ゲームに勝ってるんじゃなかろうか。
 
 ・《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter》は、先祖の結集で戻すとマナを生み出す。土地6枚の時に、先祖の結集を3で唱えた後、《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter》の出したエルドラージ・末裔のマナで《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》を召喚するのは素敵だ。

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