【翻訳】チーム・パンテオン製デッキの手引き 黒緑アリストクラッツ 前編
2015年10月26日 翻訳 コメント (3)◆ 【翻訳】チーム・パンテオン製デッキの手引き 黒緑アリストクラッツ
Team Pantheon Deck Tech – BG Aristocrats
Gabriel Nassif 2015年10月20日
http://www.channelfireball.com/articles/team-pantheon-deck-tech-bg-aristocrats/
今回、チーム・パンテオンとはプロツアー当日の月曜まで合流しなかった。もっとも私も構築はプレイしていたし、メタゲームも大体は掴んでいたつもりだ。
パンテオン製のジェスカイブラックの出来には満足していたものの、プロツアー本番ではステファン・スローン(Stephen Sloan)の黒緑アリストクラッツでいってみることにした。出だしは好調で、まずアタルカレッドに勝ち、続いて緑白大変異相手に3ゲームほど連勝したものの、その後失速して4-4という結果に終わった。
http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=92651
元のデッキから自分なりにいじろうとはしたものの、はっきりと差を実感できるようになるまでは時間がかかった。しかし《息詰まる忌まわしきもの/Smothering Abomination》を入れたとき、歯車が噛み合うのを感じた。《不気味な腸卜師/Grim Haruspex》はどのマッチでも大活躍というわけにはいかない。しかし緑白相手には本当に輝くので、集合した中隊を撃つときは毎回めくれてほしい一枚だった。息詰まる忌まわしきものは、中隊の5~8枚目のように機能した。《勇敢な姿勢/Valorous Stance》も《絹包み/Silkwrap》といった、使い勝手のいいクリーチャー除去が通用しないのが実にいい。
《異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer》は期待したほど活躍しなかったし、《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》はジェスカイ相手、しかも相手が《搭載歩行機械/Hangarback Walker》を出してこないとき限定でしか役に立たなかったので抜くことにした。
私の調整としては後、フェッチランドを足して色の安定向上を図ったのと、サイドボードで赤いカードをとれるようにマナ基盤を少しいじった。ささやかながらデッキ圧縮効果もあって、中隊でクリーチャーカードをめくる確率を上げている。少なからず3マナ以下のクリーチャーを削ったので、ささやかな確率だとしても上げておきたかったのだ。必死だった。
ただマジックオンラインを含めて何度か回してみて、手ごたえを確実に感じつつも、不運なことに時間切れになってしまった。プロツアーの最終日にアリストクラッツの仕上げを手伝ってくれるよう、応援を頼むことはできなかった。ジェスカイとの相性が悪く、こちらも壊れというほどは強くないと思ったので、私もあまりごり押しするのはやめることにした。
木曜の時間はほとんどマジックオンラインでアリストクラッツを回すことに使った。総合的に見れば戦績はかなり良かったものの、ジェスカイと《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》入りのアブザンには全敗した。ただ全敗といっても、ジェスカイ相手は大体接戦だったし、プロツアー本番でアナフェンザ満載のデッキは少ないだろうと予想していた。
地雷、もといローグ系デッキには全勝だったし、赤系のデッキにも同様に勝てたが、それでもやはり、ジェスカイブラックと黒緑アリストクラッツのどちらを使うか決めかねていた。アリストクラッツなら赤系デッキや白緑には有利と感じていたのと、十分時間が取れなかった以上、ジェスカイのミラーマッチはできれば避けたかったのが決め手だった。リード・デューク(Reid Duke)のエスパーコントロールはかなり気に入ったものの、コントロールを時間内に収まるよう操れるかは自信がなかった。
金曜の朝、登録したデッキはこちら:
Team Pantheon Deck Tech – BG Aristocrats
Gabriel Nassif 2015年10月20日
http://www.channelfireball.com/articles/team-pantheon-deck-tech-bg-aristocrats/
今回、チーム・パンテオンとはプロツアー当日の月曜まで合流しなかった。もっとも私も構築はプレイしていたし、メタゲームも大体は掴んでいたつもりだ。
パンテオン製のジェスカイブラックの出来には満足していたものの、プロツアー本番ではステファン・スローン(Stephen Sloan)の黒緑アリストクラッツでいってみることにした。出だしは好調で、まずアタルカレッドに勝ち、続いて緑白大変異相手に3ゲームほど連勝したものの、その後失速して4-4という結果に終わった。
http://sales.starcitygames.com/deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=92651
元のデッキから自分なりにいじろうとはしたものの、はっきりと差を実感できるようになるまでは時間がかかった。しかし《息詰まる忌まわしきもの/Smothering Abomination》を入れたとき、歯車が噛み合うのを感じた。《不気味な腸卜師/Grim Haruspex》はどのマッチでも大活躍というわけにはいかない。しかし緑白相手には本当に輝くので、集合した中隊を撃つときは毎回めくれてほしい一枚だった。息詰まる忌まわしきものは、中隊の5~8枚目のように機能した。《勇敢な姿勢/Valorous Stance》も《絹包み/Silkwrap》といった、使い勝手のいいクリーチャー除去が通用しないのが実にいい。
《異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer》は期待したほど活躍しなかったし、《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》はジェスカイ相手、しかも相手が《搭載歩行機械/Hangarback Walker》を出してこないとき限定でしか役に立たなかったので抜くことにした。
私の調整としては後、フェッチランドを足して色の安定向上を図ったのと、サイドボードで赤いカードをとれるようにマナ基盤を少しいじった。ささやかながらデッキ圧縮効果もあって、中隊でクリーチャーカードをめくる確率を上げている。少なからず3マナ以下のクリーチャーを削ったので、ささやかな確率だとしても上げておきたかったのだ。必死だった。
ただマジックオンラインを含めて何度か回してみて、手ごたえを確実に感じつつも、不運なことに時間切れになってしまった。プロツアーの最終日にアリストクラッツの仕上げを手伝ってくれるよう、応援を頼むことはできなかった。ジェスカイとの相性が悪く、こちらも壊れというほどは強くないと思ったので、私もあまりごり押しするのはやめることにした。
木曜の時間はほとんどマジックオンラインでアリストクラッツを回すことに使った。総合的に見れば戦績はかなり良かったものの、ジェスカイと《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》入りのアブザンには全敗した。ただ全敗といっても、ジェスカイ相手は大体接戦だったし、プロツアー本番でアナフェンザ満載のデッキは少ないだろうと予想していた。
地雷、もといローグ系デッキには全勝だったし、赤系のデッキにも同様に勝てたが、それでもやはり、ジェスカイブラックと黒緑アリストクラッツのどちらを使うか決めかねていた。アリストクラッツなら赤系デッキや白緑には有利と感じていたのと、十分時間が取れなかった以上、ジェスカイのミラーマッチはできれば避けたかったのが決め手だった。リード・デューク(Reid Duke)のエスパーコントロールはかなり気に入ったものの、コントロールを時間内に収まるよう操れるかは自信がなかった。
金曜の朝、登録したデッキはこちら:
緑黒アリストクラッツ
土地
3:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
1:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1:《燃えがらの林間地/Cinder Glade》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《燻る湿地/Smoldering Marsh》
2:《ならず者の道/Rogue’s Passage》
5:《沼/Swamp》
3:《森/Forest》
クリーチャー
4:《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》
4:《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter》
3:《不気味な腸卜師/Grim Haruspex》
4:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
4:《捕らわれの宿主/Carrier Thrall》
4:《息詰まる忌まわしきもの/Smothering Abomination》
4:《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》
呪文
1:《進化の飛躍/Evolutionary Leap》
4:《集合した中隊/Collected Company》
2:《残忍な切断/Murderous Cut》
1:《強迫/Duress》
サイドボード
3:《光輝の炎/Radiant Flames》
4:《前哨地の包囲/Outpost Siege》
4:《引き裂く流弾/Rending Volley》
1:《焙り焼き/Roast》
3:《強迫/Duress》
コメント
リンクさせていただきました。
アリストクラッツ系のデッキは色々ありますが、どうもトップに上るにはカードが足りないようですね。
おお、どうもどうもリンクありがとうございます。
なんか最近は記事がほぼ翻訳オンリーになっとりますが、楽しんでもらえたら嬉しいです。
> Hotmilkさん
どうもです!
ちょっと前にやはり翻訳記事で取り上げた《先祖の結集/Rally the Ancestors》も、割と同じタイプのデッキだと思います。アドバンテージによる圧殺か、一撃必殺奥義かの違いでしょうか。
シナジーは強力なものの、いかんせん一枚一枚のカードパワーが落ちているのがトップに行けない理由かも。アリストクラッツの頃のように単体で強い、それこそ名前の由来にもなった《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat》のようなカードがないのが辛いところだと思います。