◆ 【翻訳】ゲートウォッチの誓い リミテッドレビュー 黒 (by LSV)
 
 Oath of the Gatewatch Limited Set Review: Black
 
 Luis Scott-Vargas, 2016年1月14日

 
 http://www.channelfireball.com/articles/oath-of-the-gatewatch-limited-set-review-black/
 
 
 
《終末の目撃/Witness the End》
 リミテッド1.5点
 どのくらい有用かは、環境の速さ次第かな。戦乱のゼンディカーだと《ぬかるみの敵意/Mire’s Malice》はかなり強力だったけれど、環境が速かったらてんで使い物にならなくてもおかしくなかった。終末の目撃は覚醒がない分劣るし、遅いデッキのミラーマッチでもない限り強くはなさそう。
《屍体の攪拌/Corpse Churn》
 リミテッド1.0点
 《死者再生/Raise Dead》とかお呼びじゃないし、2マナもかかるとかもっての外。ライブラリーを削って選択肢が増えるといっても、遠慮したいね。
《ドラーナに選ばれし者/Drana’s Chosen》
 リミテッド3.5点
 2/2を毎ターン産む機械になるのは中々いいし、白黒あたりなら同盟者の数を確保するのもそう難しくないだろう。能力が守備的なので、ゾンビトークンがタップインなのは結構キツい。でもそのくらいの欠点なら全然許せちゃうね。
《闇の掌握/Grasp of Darkness》
 リミテッド3.5点
 除去の確保はいつでも悩みの種。ダブルシンボルがキツめとはいえ、こいつが優れた除去であることを掌握するのは難しくない。ミラディンの傷跡のときはコモンだったけど、今やアンコモン。でも今の基準だと適正に感じるのは面白いね。
《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
 リミテッド4.5点
 4マナ3/4絆魂の時点で強い上、ゾンビ工場として期待を裏切らない。相手からすれば、除去が普段の2倍増しで痛くなるわ、戦闘もやりにくくなるわ、巨大な絆魂クリーチャーまで相手にしなきゃならないわで辛すぎる。以前より随分強化されたから、これなら初手でとってもゼンディカードラフトをわかってないとか怒られることはないだろう。
 
 双頭巨人戦では:狂った強さ。確かに相手が除去を持ってる率は高いとはいえ、打消しを構えつつ出せたらゲーム終了も間近だろう。
《マラキールの占い師/Malakir Soothsayer》
 リミテッド3.5点
 占い師にしては随分と肉体派だが、そこがいいところでもある。ライフなり相棒なりが足りなくてカードが引けないときも、殴ったり守ったりできて隙がない。できるだけ同盟者を集めてやりたいけど、同盟者の頭数が2人とかその程度でも全然採用できるよ。
《虚身呼び/Null Caller》
 リミテッド3.0点
 虚心坦懐に評価して、中々優秀だと思う。そこそこのサイズに、少し重めながら強力な能力つき。能力のため、何か特別に仕込む必要はないよ。戦闘で相討ちしたとき、餌が増えて好都合だと思うくらいでちょうどいい。
《無情な処罰/Remorseless Punishment》
 リミテッド1.0か5.0点(好きな点数を2回選んでくれ)
 撃たれた側に逃げ道が多いから、レビューとしては一応1.0点をつけておく。ライフ喪失は戦局に影響しないことが多いし、適当な雑魚を生贄にされて終わり、なんてことになりそう。まかり間違えば2枚手札を捨てさせられるかもしれないけれど、こういう相手に選択肢のある懲罰者カードは、歴代弱いものばかりと相場が決まっているんだよね。どのモードを選択されても相手は大打撃をこうむる、なんて展開のゲームもあるかもしれないけど、大体そんな都合よく物事は運ばないのが懲罰者の常だぜ。

コメント

listener
2016年2月4日0:13

気のせいか今回はダジャレが(いつもより)多い気がする?

その中でも
>《コジレックの叫び手》
>思わず叫びてぇ気持ちを呼び起こすイラスト

これは訴訟もの!!!

Taku
2016年2月4日23:53

> listenerさん

LSVの筆がノッているというのが一番の理由ですが、訳している側の調子が出てきていたせいもあります!
白・青のあたりはメカニズムの考察が多かったりするので、真面目コメントが多いんですよね。結果、黒あたりから悪乗りが増えてくるという。

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ジョーク部分にニヤリとしていただけると嬉しいですね。

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